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おしゃれと無縁に生きる

おしゃれと無縁に生きる

おしゃれと無縁に生きる

作家
村上龍
出版社
幻冬舎
発売日
2015-08-06
ISBN
9784344027985
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おしゃれと無縁に生きる / 感想・レビュー

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starbro

前回の「ラストワルツ」程、酷くはないですが、村上龍の老いを感じさせるエッセイ集。老眼対応か文字のフォントも大きく、1Pの文字数も少ないので、短時間で読めました。年を取ってもイタリア男性は日本人よりも遙かにお洒落だと思います。メンズショップも多いし、単にブルーのシャツを着てるだけでないと考えますが・・・老後を楽しむには「おしゃれ」と仲良くした方がいいんじゃないかな?余談ですがクールビズはお洒落じゃないので、個人的にはアンチクールビズです。今年も真夏でもネクタイを締め続けました。

2015/09/19

団塊シニア

相変わらず切れ味の鋭い視点での文体は健在である、幸福、お金、加齢と労働等団塊世代にとっては興味のあるテーマが満載である。

2015/09/03

けんとまん1007

少し前の本ではあるが、今もそのままに通じるものが多い。村上さんの思考・目線がおてもよくわかる。そして、同感と思うことばかり。自分の立ち位置をどこに置いて、どう考えるか、そして、どう行動するかだと思う。あり程度は、自分は自分という思いを持つことが大切。もちろん、その程度やありようは考えるべき。いずれにしろ、少し距離を置いて、世の中を考えることをこころがけていきたい。

2020/12/01

空のかなた

村上龍、と聞いて「あのカンブリア宮殿の…」という程度だったのですが読み終わり、溜息一つ。私も、こんなふうに年を重ね、自分の核を作り上げていきたいと思いました。先入観に縛られないニュートラルさとか、巻末の解説にもある「カテゴライズしない人、本質を見ようとしてくれる人」という表現がぴったりでした。経済や世界情勢からお洒落まで、幅広い分野を飽きずに読ませてくれる力量にも感服。「人も企業も最優先を見失ったときに”病み”始める」(173頁)、中田英寿の科白「だって雨でも…」(152頁)は特に記憶にとどめておきたい。

2018/09/03

katoyann

表題は「仕事のできる人間はおしゃれをしない」というエッセイから。村上龍はたぶん約20年ぶりに読んだ。カンブリア宮殿という経済・経営に関するテレビ番組の話が多いが、全般に問いを投げかけては「分からない」と放棄する内容が多く、好奇心に知識が追いついてない印象である。 エッセイは上手とはいえないが、貧困層の問題を考えるなど、問題意識の強いところは素敵である。また、「昔は良かった」という話をする人が大嫌いという話には共感した。たまに鋭い感性が光るので、結構面白く読めた。

2021/07/06

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