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プラージュ

プラージュ

プラージュ

作家
誉田哲也
出版社
幻冬舎
発売日
2015-09-17
ISBN
9784344028241
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プラージュ / 感想・レビュー

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starbro

誉田哲也は新作中心にかなり読んでいる作家です。350超一気読みしました。ここ数作の中では一番良い出来かも知れません。今はやりのシェアハウス(少し変わっていますが)に集う脛に持つ人たちの物語、誉田哲也の上手さが光ります。ミステリ、恋愛、感動、贖罪、更正等、ドラマの要素が詰まっています。「プラージュ」は温かい癒しの海辺でした。

2015/11/20

Yunemo

まずはあっさり感。もっとネチッこく表現しても、との想いを残して。だからこそ 、心穏やかに読了できたのかも。刑罰を受けた人たちへの世間的な見方はこの通り。自身も同様。罪と罰、法と社会、加害者と被害者、自分と他者、過去と未来、この構図は変わりません。でもこの問題って、やはり重すぎます。ほんとに、まず信じる、まず赦す、まず認める、この姿勢を貫けますか?それぞれの胸の内、踏み込めますか。なんやかんや言っても、単に言葉の世界に過ぎないのかも。常に揺らいでいる海と陸の境界、海辺という考え方、何だか身に沁み過ぎます。

2015/10/28

きさらぎ

ドアがなくカーテンだけで仕切られたシェアハウス。読んでいくうちに、住人たちは過去に何かを抱えていることがわかるが他人のことは誰も話さない。その距離感がいい。過去を知りたければ本人に聞けばいい。そうしなければ人の過去なんてゴシップ記事と変わらなくなってしまう。そこに至るまでの関係性とか心情とかその後の生活とか。刑期を終えてもまだまだ続く償い。「うまくいかない時は立ち止まらないこと、次に動き出すのがつらくなるから」もう大丈夫と思える変わる瞬間を見るためには、まず信じる、まず赦す、まず認める。みんな強くて弱い。

2017/06/24

takaC

小説としては面白かったけど、司法警察はもっとちゃんと仕事をしろよと思った。

2017/08/22

ナイスネイチャ

図書館本。前科を持つ人が住むシェアハウスの話。罪を償っても世間は厳しい。多分私も会社にそういう人がいると知るといい感じはしないと思います。どう受け止めて、本人たちがどう受け止めるか?主人公も軽い考えで罪を犯し、現実を知る。そして受け止めて成長してました。重たい題材ですが、明るい希望が持てる内容でした。

2016/06/01

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