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老いた親を愛せますか? それでも介護はやってくる

老いた親を愛せますか? それでも介護はやってくる

老いた親を愛せますか? それでも介護はやってくる

作家
岸見一郎
出版社
幻冬舎
発売日
2015-12-10
ISBN
9784344028678
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老いた親を愛せますか? それでも介護はやってくる / 感想・レビュー

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いつでも母さん

タイトルに惹かれたのだが私が思っていたのとは少し違った。作者と多少疎遠だった親(特に父親)との実体験からの内容だった。がいくつも頷けて幾つもそうありたいと思う自分がいる。これから私にも来るであろう親(母と姑)の介護。特に自分の母の事は切ない。以前の母では無いことを受け入れるのが肝心なんだなぁ。今、母は叱ってばかりの鬼娘に「ありがとう」と必ず言う。私が勝手にやっている事なのだから言われたくはない、と思う私は天の邪鬼なのだろう(汗)どんなに心を尽くしても多分後悔はするなぁ。その日がいつか来る・・

2017/03/28

むつこ

アドラー心理学はわかりにくいけれど、この本はとても読みやすかった。49歳の母が、父親は84歳で亡くなった。言葉の端々に不仲だったことが伝わってくるがやさしい文章が身に染みる。父親の介護中、机に向かって仕事をしている作者が「寝てるばかりで居なくてもいいのでは?」の問いに「いるだけで安心して眠れる」と答える。それでいいんだなと思えた。

2021/07/12

Atsushi

年老いていく親の姿を見るのはやはり悲しい。昭和一桁生まれの父は、傘寿を迎えてもなお矍鑠としていた。それが、2年程前から少しずつ様子がおかしくなった。「愛せますか」と著者は問いかける。答は論を俟たないが、伝え方が難しい。できるだけ近くで寄り添っていきたいと思う。

2020/03/02

ほじゅどー

★★★★人間にとって幸福とは何か?動けなくなり、意識をなくしてしまった時に、なお生きる意味を見出すことができるのだろうか?出来なくなったことではなく、出来ることに注目したい。不意に訪れる「幸福の瞬間」を見逃さないようにしたい。親との過去もなくなったということを認め、そこから出発するしかない。過去を振り返っても意味がない。人生を効率的に生きることに意味はない。回り道をしたり、立ち止まったりすることは無駄ではない。親が家族のことを分からなくなっているとしても、親の人間としての価値は変わることはない。

2017/02/03

アオイトリ

アドラーの第一人者、岸見先生ご自身の介護経験談。特に父との関係に苦労してきた著者に共感しきり。「自分が正しくて相手が間違っていると思えば権力争いになる。解決するためには降りるしかない」う、イタイ。「親に感謝してほしいと思うことはほめられないと適切に行動しない子どもと同じ」えっ…。横っ面を叩かれた気分だけど、自分を無駄に消費しない考え方としては有効なのかな。

2022/09/14

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