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ビューティーキャンプ

ビューティーキャンプ

ビューティーキャンプ

作家
林真理子
出版社
幻冬舎
発売日
2016-02-25
ISBN
9784344028937
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ビューティーキャンプ / 感想・レビュー

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starbro

林真理子は新作中心に読んでいる作家です。本作は図書館の予約に出遅れてようやく読めました。ミスユニバースやミスコンは観たことあるものの、その舞台裏の小説は初めてで、興味深く楽しめました。もっとドロドロとしたものがあるのかも知れませんが、綺麗に纏まっています。個人的には、天然(一切のお直し&ビューティーキャンプなし)すっぴんビューティコンテストを観たいのですが、ダメでしょうか?

2016/07/29

きさらぎ

世界一の美女を選ぶミス・ユニバースの日本代表ファイナリストたちの2週間に渡るビューティーキャンプの様子が書かれている。大会では、その美しさは当然のこととして知性、パーソナリティの魅力が評価されるため、ドレスや水着でのウォーキングをはじめ、ダンスやスピーチもありその為のレッスンも行われる。自分自身を引き立てるための極意があちらこちらにちりばめられているので、これからクリスマスや年末年始に向けて自分の魅力を最大限引き出したい女性にはお勧めです。でも私は飲みたい時に冷たいビールを自由に飲める幸せを選ぶかな(笑)

2016/12/13

のり

ミスユニバースファイナリスト12人が出揃う。日本事務局トップディレクターで美を司る女帝エルザが2週間に渡るビューティーキャンプでファイナリスト達を追い込みムダを削ぎ落としていく。エルザの理想に近づかせる為の試練がハンパない。通訳のユキさえ、翻訳に迷う程の容赦なさ。彼女達は幼少期から高身長や美貌の為に同性から妬みや嫉妬にさらされ、普通である事を望んだが遂に花開く時が…日本と世界では美的感覚が違う。世界でトップに立つ為に日本代表の座を射止めるのは誰か?正に才色兼備の競演である。

2016/09/21

itoko♪

ミス・ユニバース日本代表のファイナリスト12人を集めて開かれる合宿、それがビューティーキャンプ。『日本から世界一の美女を出して見せる。』と意欲的な、日本事務局のディレクターのエルザのキャラが強烈だけど、日本人と外国人との考え方の違い、文化の違いの特徴を如実に捉えていた。確かに日本人好みの美女の傾向は、世界一の美女とは違いすぎる。誰が代表の座を射止めるのか…結果には納得。林さんの作品を読むのは久々だったけど、相変わらず華やかな世界を描くのが好きな方なんだな、と思った。

2016/04/27

扉のこちら側

2016年968冊め。ミス・ユニバースだし林真理子だしと期待していたのに、物足りない。最終選考に残った女性たちの2週間にわたる合宿話なのだけれど、事務局の女性視点ということで、一般読者の立場に近い視点で読めるのだけれど、その分「美」と表裏一体のどろどろした感情から遠ざかってしまったと思う。章ごとにファイナリスト達それぞれの視点で描いたらもっとおもしろかったかもしれない。美しいが故に周囲から疎外される孤独は感じられた。

2016/11/06

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