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生き返っても、あの世

生き返っても、あの世

生き返っても、あの世

作家
村上竹尾
出版社
幻冬舎
発売日
2016-02-25
ISBN
9784344028982
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生き返っても、あの世 / 感想・レビュー

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扉のこちら側

2016年122冊め。たまたま書店で手に取った作品で、前作があるらしい。突然の心肺停止で緊急搬送され意識を回復した著者は意識が回復するものの、後頭葉の損害により「日常」には戻ってこられなかった。入院期間を考えると驚異の回復であり、実際の患者視点での体験記を、患者の視覚を再現した絵を見られる漫画という媒体で読めたのが興味深い。

2016/02/25

nyaoko

たまたま寄った本屋で発見!続編出てたなんて知らなかったから即購入。前作では生死をさ迷い、退院するまでの体験談。今回は退院後の生活について。後遺症の恐ろしさは身体ではなく、精神的に突き刺さる恐怖だった。それでも、漫画を書こうとする力は純粋に凄いと思う。白と黒だけで描き、目だけで語る技法はインパクトは大きい。そんな無機質で壊れた世界にふっと現れた妹さんの姿に感激してしまった。前作をまた読み直したい。

2016/03/26

ふじ

九死に一生を得たものの、脳浮腫が残り不思議な世界(と言えばファンタジーだが、要は世界を理解できなくなって)生きる主人公のルポ漫画。特に前半、描写が怖い。実際そんな世界に投げ出されるくらいなら死んだ方がマシと思う、けど、もしその結果こうなったとしたら…と思うと、死を思い留まるきっかけにもなるのか?1作目もあるらしく、読んでみたい。

2018/08/02

えみ

死んで生き返りましたレポの続編。今回も漫画仕立てで読みやすいが内容は変わらずヘビー。前回、重度の合併症を患いながらも生還し「奇跡の人」と病院内で呼ばれていた著者。重い後遺症を残したまま退院を迎えたが、ゆっくり元通りになるのだろうという期待に反して、新たな幻覚、幻聴に苦しむ様子が描かれている。一度壊れた身体を元通りにさせるのは並大抵の事ではないと改めて考えさせられる。視覚的にも万全ではない時期によく一人で打ち合わせの場所まで向かい仕事を継続できてるなと驚きもした。淡々と描かれているが相当な努力が必要だろう。

2016/04/18

へへろ~本舗

「死んで生き返りましたれぽ」の続編。退院する時は健康な人と同じ数値だったが、やはり後遺症は残っていて、かなり悩み苦しみながら、しかし生き返ったことを考えながら過ごした毎日の記録。でもここまで回復して凄い。そして前作といい本作といい村上さんが絵を描ける強みをもっていたからこそこういう体験の話を読めてありがたい。

2016/03/08

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