KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

世界の終わりと始まりの不完全な処遇

世界の終わりと始まりの不完全な処遇

世界の終わりと始まりの不完全な処遇

作家
織守きょうや
出版社
幻冬舎
発売日
2018-06-07
ISBN
9784344033030
amazonで購入する

世界の終わりと始まりの不完全な処遇 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

真理そら

吸血鬼ではなく一種のマイノリティとしての吸血種をめぐる物語。大学のオカルト研究会の部員はずば抜けた美男美女一人ずつと美しい顔をメガネで隠して絵を描き続けている女子、そして主人公の冴えない男の子・花村遠野は小学生のころに一度だけ会った少女に一目ぼれして今も思い続けている。吸血種やらハンターやら吸血種犬やら非現実的なのが次々登場するが一番非現実的なのは、ひたすら一途に初恋の相手を思い続ける遠野かも。ロマンチックではない純愛ファンタジーかな。とりあえず楽しく読了。

2022/08/31

雪紫

吸血鬼ならぬ吸血種に恋した(9年も!)大学生、花村遠野の想い人への再会から始まる恋愛ミステリ。オカルト研究会の完全な理解者度合いや遠野以外も事件への入れ込み度凄い。殺人者については予測通りだったものの、最終的な結果については・・・あれ、持って行きたい結末はわかるけど、ちょい強引過ぎない・・・? とりあえず百瀬ちゃん応援したい(彼女の方がより感情移入出来るという意味で)。

2021/01/10

ゆきちん

吸血種と言う人たちが認知されている世界。大量に血を抜かれ、食いちぎられた遺体が見つかる。吸血種?食いちぎることはない。犯人は?連続殺人事件に発展し、捜査は…。また、9年前小学生の時助けたお姉さんに恋をして忘れられなかった遠野。事件をきっかけに彼女に似た捜査官に会いアタック開始。捜査に協力しながら距離を詰めていく…。読み終えた時、この長くてよくわからないタイトルの意味がストンと落ちる。そしてそうだよ!始まりだろ!と思い、続巻あるよね!と思う。

2018/12/22

あさうみ

吸血鬼による連続殺人を追うかげに、9年来思っている初恋の女の子の姿をみる。吸血種がいるSF設定に、私は少し置いていかれてしまった。誰が吸血種なのかサスペンス展開はなかなか面白い。青春の恋愛が柱の1つだが、主人公の遠野にもっと…強さがあればキャラクターも気に入ったのにな。

2018/09/18

MATHILDA&LEON

吸血種と呼ばれる人種が存在する世界で起きる猟奇殺人に、一介の大学生がある出来事をきっかけに関係していく、というストーリー。恋愛要素もかなり入っていて、ちょっぴり甘酸っぱい気持ちに。正直言ってあまりに奇抜な展開だし、読み物としても軽いので、自分の中ではマンガを立ち読みしている感覚。何も考えずに読める本だが、そういう本って案外なかなかないものなので、いい時間を過ごせた。

2018/07/21

感想・レビューをもっと見る