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オーディションから逃げられない

オーディションから逃げられない

オーディションから逃げられない

作家
桂望実
出版社
幻冬舎
発売日
2019-02-07
ISBN
9784344034211
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オーディションから逃げられない / 感想・レビュー

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いつでも母さん

「展子には遣り直す時間がある」「いつだって遣り直せるんだよ」そう言ってくれる友がいるだけで展子は幸せだと思う。十分恵まれている事は案外本人が一番気づかなかったりする。自分はついてない・・そう思った事は無いか?私はあった。それは人と比べたから。何かの所為にして努力や感謝を怠ったから。それはとても疲弊する。人生はオーディションばかりでは無い。自分の人生の主役は自分自身だもの、誰もが懸命に生きているのだ。心地よいラストに、これは人生応援小説であり家族の話でもあった。

2019/03/05

ナイスネイチャ

図書館本。人生はオーディションの連続という切り口で話が進むが、あまりその辺は関係なかったかな?パン屋を引き継いだ長女が悪戦苦闘する話。登場人物に共感出来なかったが、読みやすく楽しめました。

2019/04/08

のぶ

一人の女性の生き方を描いた物語としては面白く読んだが、タイトルのオーディションとの関係については、あまり噛み合っていないと思った。主人公の渡辺展子は、幼い時から平凡な女性だと思って生きてきた。受験、就職、結婚等の転機をオーディションになぞらえているのだが、それは最初の100ページあたりまで。ここまでは駆け足の展開だった。その後、夫の経営するパン屋での話になって行く。やがて経営が傾き、夫の会社が倒産する。幸せな生き方を見つめた作品としては良く出来ているので、タイトルを意識しないで読んだ方が良いと思う。

2019/03/02

ゆみねこ

いつも他人と自分を比べて「ついてない」と思って生きてきた渡辺展子。生真面目で一生懸命な展子が幸せをつかむまで。タイトルはもうちょっと違うほうが良いような。面白かったので読後感は良かったです。

2019/03/04

hit4papa

進学、就職、結婚、人生すべらかくオーディションの舞台である、という信念を持つ女性が主役の奮闘記。かいつまんで言ってしまうと、選ばれない側の平凡な主人公が、コンプレックスに苛まれながら、過ごしてきた日々をつづっています。姉妹に、親友、彼氏、夫にとそれぞれの年代に悶々とした思いが吐露されます。基本的にポジティブにそれを打破しょうとはしておらず、人生そんなものという諦観に近いですね。“人生はオーディション”は、主人公がそう思ってますぐらいで、残念ながら十分に活かされていません。オーディションはなくても良いかな。

2024/08/05

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