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愛と追憶の泥濘

愛と追憶の泥濘

愛と追憶の泥濘

作家
坂井希久子
出版社
幻冬舎
発売日
2019-07-24
ISBN
9784344034839
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愛と追憶の泥濘 / 感想・レビュー

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starbro

職場の読友さんに本日転借し、明日返却しないといけないため、速攻読みました。坂井 希久子、初読です。予想していた内容と異なり、性的虐待トラウマ愛憎泥沼物語、一気読みしました。父親として、将来破綻が見えているこんな結婚には、大反対です(怒)【読メエロ部】

2019/09/19

いつでも母さん

疲れた・・ちょっとビターな恋愛小説!ではない。かなりビターだ。愛と性・・どこにも『愛』は読み取れず『まっとう』って何?が正直な気持ち。この二人がずぶずぶと泥濘から抜け出せませんようにと願う私は傲慢でしょうかー

2019/09/11

おしゃべりメガネ

思ってた以上になかなかへヴィな内容でした。坂井さんらしく、とにかくひたすら女性の'性(さが)'を真っ正面から捉え、あわせて男性の持つ'闇'をこれでもかというくらいつきつめて書き上げています。男と女、どちらがコワいか?状況によるし、相手にもよりますが、いつの時代も、そしてこれからもさまよい続ける不変のテーマ?ですよね。読み進めていけばいくほど、結構メンタルが疲弊しますが、不思議と読むのをリタイアできませんでした。自分に正直になるのがどこまで許されるのか、相手にどこまで寛容になれるのか、難しいトコですよね。

2019/09/14

utinopoti27

27年間地味に生きてきた学校司書の莉歩が、結婚を夢見た理想の彼氏はEDだった。しかもその原因には特殊な性癖が。秘密がバレた彼氏から別れを切り出された時、「上玉」を手放したくない一心の莉歩は、ある行動に出るのだが・・。何としても結婚にこぎ着けたい一方で、体の疼きは他の男を求める莉歩の心の揺れが生々しい。愛のないマウントの取り合いのようなラストは、まさに泥濘にはまった感満載だ。作者特有の粘りつくような視点のとり方も効果的に生きていて、ありがちな設定だが、人の心の二面性に鋭く切り込む異色作を堪能した。

2019/11/19

モルク

中学校の非常勤司書の莉歩は3高の博之と出会う。彼はEDであったが、それには目をつぶることとして、親も満足するであろう彼との結婚を望む。彼の抱えたトラウマと立ち向かう話と思いきや、次第に莉歩の女を武器とした計算高さと狡猾さが浮き彫りとなりイラつく。中3の図書室登校の男子の一言「あなたは邪悪」が的をえている。莉歩と博之の将来は…決して明るいものではないと思うが、でもこんな男と女はある意味お似合いか。読後はざわつきしかない。

2020/06/19

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