副作用あります!? 人生おたすけ処方本
副作用あります!? 人生おたすけ処方本 / 感想・レビュー
よこたん
“私たちは小説を通して、異性になったり年代を超えたりする。自分とちがった、真反対の存在にもなる。そのときはじめて、現実ではできない体験をする。言いたいことが言えたり、今までできなかったことができたりする。” そう、本って不思議な存在だなと改めて思う。読み手が違えば受け止め方も違うし、同じ本でもその時のコンディションによって響き方も変わる。自分が求めている答えは見つからなくても、予想外の気づきを得たりもする。この方の文章はするすると読みやすい。海に行く前日に読む本『霧笛』(ブラッドベリ)がとても気になった。
2021/04/24
チャコ
「人生を狂わす名著50」がとても良かったのでこちらも。編集者が提示したユニークなお題”◯◯な時”に読むならこの本が効きますよ!と著者が選んでくれているのですが、なるほどねと納得半分、そのシチュエーションで選ぶ本がそれ⁈というツッコミ半分でした笑。年若い女性が書かれているからか気軽な文体で、小難しそうな本についての書評もテンポ良く読めました。気分によって手に取る本が違ってくるのはよく分かるので、自分だったら、好きな作家さんだったら…一体何を選ぶのかを想像するのも面白いですね。
2020/02/22
緋莢
図書館本。『人生を狂わす名著50』の著者の本という事で手に取りました。「怒られた日の夜に読む本」、「ひとめぼれした時に読む本」、「プロポーズ前夜に読む本」等、様々な場面で「この本はよく効く」と著者が思う作品を紹介しています。「面白くない映画を観たあとに読む本」で、レイ・ブラッドペリ『華氏451度』をあげて、<「面白くない本や映画はほろびろ!」と考えることのあやうさよ、って話ですよ。>と書いていて(続く
2020/06/07
羽
著者と同年代なので、友達が本の話をしているのを聞いているような感じでした。処方される本は、海外の古典が多めでよかったです。最近少しずつ読み進めていた『ホテルニューハンプシャー』の書評を、うっかり読んでしまい、しかもネタバレ系だった!ので、皆さまに処方された本が読みかけの本だった場合、先に読みかけの本から摂取されることをおすすめします。
2020/01/06
ルート
本を読もうというタイミングは2種類あって、その一つは「自分が思い悩んだとき」であると著者。たしかにそうかも。また、エネルギーをくれる本もあれば、知識をくれる本もあるとのこと。たしかにそうかも。自分が読んできた本を振り返る機会を持つのもいいなぁ。
2019/12/04
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