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猿神

猿神

猿神

作家
太田忠司
出版社
幻冬舎
発売日
2020-08-26
ISBN
9784344036499
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猿神 / 感想・レビュー

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machi☺︎︎゛

昭和の時代に起こった不気味な事件の記事を書きたい記者とその事件の当事者が当時を振り返る形で始まる。禁足地と言われていた笹塚を壊して作られた自動車工場。そこで働く人達を次々と襲う不可解な事件。何かの呪いなのか、誰かが意図してやっている事なのか。今じゃ考えられないくらいのブラック企業で働く人達が見聞きした幻か。怖かったー。できればこの地域が猿神と呼ばれていた由来とかを掘り下げて知りたかった。

2021/06/16

ゆみねこ

1989年バブル景気末期の自動車部品工場では、大手自動車会社の最新モデルの照明部品を受注した。連日深夜残業と休日出勤で疲弊する従業員たち。そんな中、一人の従業員による暴行事件が起きその後次々に死亡者が出て同時に工場内に奇妙な音が聞こえ始めて…。猿と言うより生い茂る笹の恐ろしさが印象的でした。

2020/10/08

aquamarine

プロローグで語られる笹っ原。行くなと言われるような土地はある時造成され七つの工場が稼働していた。時は1989年、好景気を支えていた小さな工場では実際は何が起きていたのか。24時間戦えますか。今では考えられない現実がそこにある。過重労働と無理難題にやり場のない怒りや鬱積は積み重なり、何かに捉えられてしまったのだろうか…。まぎれもなくこれはホラーだ。得体のしれない何かや人の狂気よりも「ラインが止まる」ことを心配する彼らに絶句する。「本当に恐ろしいことはきっと、誰も口にしない。」その言葉が妙にリアルに響いた。

2020/10/07

うどん

怖かった!車の製造の詳しい部分はよく分からないので流し読みでしたがホラー部分は面白く読みました。

2020/09/27

のりすけ

これはホラーなのか?掘り返してはならぬ「石象」を掘り返した…禁忌の場所を放置しておけず土地の有効利用として工場群を作ってしまったもんだから、そこにいた怪異が蠢きだしちゃったのか?( ゚д゚)ハッ!…餓眠様ァッ?猿神様がもっと暗躍すればよかった。アメリカならトウモロコシ畑のトウモロコシが襲ってくるけど、ジャパニーズだから笹なのか。

2021/01/03

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