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子のない夫婦とネコ

子のない夫婦とネコ

子のない夫婦とネコ

作家
群ようこ
出版社
幻冬舎
発売日
2021-09-16
ISBN
9784344038448
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子のない夫婦とネコ / 感想・レビュー

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sayuri

「子のない夫婦とネコ」「男やもめとイヌ」「中年姉妹とネコ」「老母と五匹のおネコさま」「歳の差夫婦とイヌとネコ」5話収録の短編集。子どもがいない夫婦、熟年離婚を経て犬と暮らす男性、両親の死後、古い家で暮らす姉妹、15歳年上の夫が亡き後、五匹の猫と暮らす70歳の女性、18歳年下の夫と仲睦まじく暮らす66歳の女性、家族構成が異なる五家族の、イヌやネコと共に暮らす日常が、ほのぼのタッチで描かれる。ドラマチックな出来事が起こるわけでもなく、ひたすらイヌとネコの愛らしい描写が続く。へそ天状態で眠る姿を想像し頬が緩む。

2021/09/27

そら

動物好きなら誰もが憧れる癒し癒されて暮らすこと。嫌な人も出てこず、犬猫を中心に暮らす全く罪のないほのぼのした短編集。現役をリタイアした(する)頃の高齢の男女が、子どもではなくいぬネコとただただ平和に暮らす物語。私も動物好きだが家族の好みで犬猫は飼えずにインコを2羽飼っている。手のひらサイズのインコが猫サイズに大きくなれば、撫でがいも埋もれがいもありそうだと夢想する。(噛まれたら命はなさそうだが)「老婆と五匹のおネコさま」が好み。夫が亡くなり清々してネコと暮らす夢を叶えた妻。私もいつか猫と暮らしてみたい。

2021/11/17

itica

イヌやネコが大好き。と言うよりは、もはや奴隷と化している人たちの短編集。ご飯をあげたり散歩をしたり、時には病気になったり、動物を飼うのはそれなりに大変だけれど、でもその何倍も与えられる癒しは大きい。ここに出てくる男性陣のメロメロっぷりが何とも可笑しくて可愛い。さらっと癒されたい方にお勧めです。

2022/05/05

tetsubun1000mg

ネコや犬などのペットを引き取ったり、念願かなって飼うことになったりと動機はさまざま。 ネコ好きの群さんらしい好きで好きでたまらない感情が伝わってくるし、孤独感も塞いでくれる存在になる様子が面白い。 ただし寿命の違いからペットロスのショックは深刻なようだ。 自分では買うことはないだろうが、群さんのペットと暮らすエッセイや物語は相変わらず面白く読める。

2022/02/14

Karl Heintz Schneider

本書は次の5つに分かれています。子のない夫婦とネコ/男やもめとイヌ/中年姉妹とネコ/老母と五匹のおネコさま/歳の差夫婦とイヌとネコ。あ、イヌもいた(笑)「猫」ではなく「ネコ」と書いているところに私は著者の猫に対する愛着を感じました。表題作である「子のない夫婦とネコ」にはこんな描写が出てきます。夫が猫を抱いてほおずりしている姿を見て妻は嫉妬します。猫にではなく夫に(笑)私と夫と、どっちが好きなの?みたいな。

2022/01/26

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