ボクもたまにはがんになる
ボクもたまにはがんになる / 感想・レビュー
アキ
前立腺がんで術後5年経つ三谷幸喜が、担当医の慈恵医大泌尿器科頴川晋教授と「前立腺がんって実はまったく怖くない」ということを、自身の体験を茶化しながら面白おかしく伝えています。術直後病室から大河ドラマ全50話でいうと僕の今日の手術は第何話目になりますかというメールに、だいたい5話くらいでしょうかと執刀医が返信するのが興味深い。治療としての手術はゴールではなく、がん治療の始まりでしかないのです。前立腺診断に生検はこの数年でMRIに取って代わられているんですね。患者と担当医が「共通の認識をもつ」ことは大切です。
2022/09/15
ぶち
読友さんのレビューに魅かれて手に取りました。生体検査でお尻にさすチャッカマンのような機械? 実はボク、お尻に自信がないんです。その理由は? がん闘病記とは思えないほどの明るさです。前立腺がんは、実はまったく怖くないということが如実に伝わってきます。でも、がんの部位、進行度、治療内容や抗がん剤の副作用の出方によって、その辛さは大きく異なってくると思うのです。三谷さんの場合は、早期の前立腺がんであることが幸いだったのだと思います。状況によっては、こんなに明るい闘病生活とは異なることも忘れないようにしなくては。
2022/08/28
みかん🍊
三谷さんが5年前に前立腺癌が発覚し手術していたとは知らなった、手術、放射線、抗がん剤、監視療法4つの治療方があり、それぞれメリットデメリットがあり人によって何がBestかは違う、早期発見であり手術を選ばれた三谷さん、がんは今や2人に1人は罹ると言われる病気、昔の様に不治の病、癌=死ではなくなってきている、この本を通じて恐れること無かれと伝えたかった三谷さんのユニークで分かりやすい対談集となってます。
2022/02/10
きみたけ
大河ドラマ「真田丸」の脚本家・三谷幸喜氏と主治医・頴川晋先生の爆笑対談本。人間ドックで前立腺がんが発覚した三谷氏と、穏やかで頼もしい主治医・頴川先生による、笑ってためになる、そしてがんのイメージが変わる対談。術後5年間、無事健康体を保ってきた三谷氏が「前立腺がんは怖くないし、もっと明るい感じにイメージを変えたい」との思いを告白。「【がん】の響きが良くないので、【ぽん】に変えましょう」との提案に爆笑です。前立腺ぽん、大腸ぽん、肺ぽん。国立ぽんセンター。。片意地張らずに読める一冊です。
2022/06/16
けんとまん1007
まるで、一つのシナリオのような対談。余計なことを考えずに、お互いを信じながらというのがいい。「たまにはがんになる」という表現に、いろいろなものがこめられている。こんな先生だと、いいよなあ~。
2024/01/18
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