夜の大人、朝の子ども
夜の大人、朝の子ども / 感想・レビュー
ゆみのすけ
普段あまり読まない漫画。綿谷りささんの帯を見て手に取った。バツイチ、40代、派遣社員の女性。周りと比べ、何も取り柄がない自分に寂しさ虚しさを感じ、「子どもに戻りたい」と夜な夜な思う。そして、語られる子供時代。確かに子供時代の思い出は尊く美しい。でも、主人公は思い出にただ浸るのではなく、過去から勇気をもらい、今につながる友人、家族とのつながりを見つけて、今を一歩一歩歩んでいく。辛い場面もあるが、未来へ繋ぐ言葉の数々に柔らかく包まれるような作者の優しさを感じた。
2022/11/13
ツキノ
2022年4月発行。書店で問い合わせて場所を教えてもらい購入。幼い頃の記憶がよみがえり(というか夢に見て)その頃に関わった人との再会。背中を押される。子どもの頃に戻りたいというのは、そのときがしあわせだったからだよね。わたしは不幸だったとまでは思わないが、戻りたいとは思わない。その頃の実家近辺の街並みは見てみたいけど。賑わっていた商店街とか。
2022/05/13
ごま麦茶
シェア型本屋さんで出会った本。離婚して、息子と離れて暮らすゆい。日々が不安で疲れて子供に戻りたいと思ったり、でも子供の頃は早く大人になりたいと思っていたり。わかるなぁ。大人になると、自由が増え出来ることが増える代わりに、考えて選んでいかないといけないことも増える気がする。考えて考えて不安になるけど、よーく見たら周りのひとたちに支えてもらってる自分に気付ける。前を向こう、進もうと、背中を押してくれるような本でした。私も、進みたい。
2024/03/19
門哉 彗遙
一人の女性の物語。今日マチ子さんが「世界から必要とされていないなんて、どうでもいい」と思えた時にできた作品のようです。
2024/02/03
テリトリーM
たくさんの短いお話は、ネガティブな気持ちにさせる展開、でも最後はポジティブになって終わる、の繰り返し。作者が病んでいたとき、夜日記を書き、朝、落ち着いてそれに対しての返事を書くという自己カウンセリングをしたという。私の場合、子どもの頃の記憶のほうがたくさん残っていて、しかも残酷で悲しいものが多い。そんな思い出でも未来の希望を運んでくれるだろうか。
2024/08/12
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