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破れ星、流れた

破れ星、流れた

破れ星、流れた

作家
倉本聰
出版社
幻冬舎
発売日
2022-06-08
ISBN
9784344039667
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破れ星、流れた / 感想・レビュー

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ばんだねいっぺい

倉本さんのお父さんを見つめる眼差しが優しく暖かい。それは、お父さんが倉本さんを見つめる眼差しそのものだったろうと思われる。「粋」は、もう喪われた世の中なのだろうか。ビスケットのくだりなんてもう感動が止まらなかった。

2023/06/08

あきひと

倉本さんの幼少から麻布高校、東大、ニッポン放送を退職するまでの自伝。実業家で男気が強い父上から大事に育てられ、影響を強く受けられたようです。そんな親の求めに応えて二浪して東大に入ってからは、演劇やラジオドラマの脚本に目覚め、ニッポン放送在職3年目には倉本聰の名前で脚本家として独立できるまでに。 とりわけニッポン放送時代のエピソードが面白い。私と同世代であれば知っているであろうデンスケを肩から下げて音獲りに駆けまわり、ラジオ番組の裏を暴露したりと、個人のやりように任された昭和時代らしい大らかさでありました。

2023/05/09

都人

自叙伝でありながら、ニッポン放送退社で終わっている。フリーになったその後のことは書かれていない。「倉本聰」はペンネームだが、入った会社が兼業禁止で、本名で文筆活動が出来ないため名乗った。誇張はあると思うが、かなり波乱に満ちた人生だったようだ。

2022/10/15

真っ白しろすけ

戦前から戦後にかけての著者の人生についてありありと書かれている。特に戦争の凄惨さが印象に残る。

2024/08/10

apricot

草太兄ちゃん(北の国から)のモデルがいた。倉本聰さんが子供の頃体験してきた山形や岡山での出来事が、後に人格にそして作品にも影響を与えていることが分かる。映画や演劇への情熱が、東大で学ぶことより遥かに大きかったから、脚本家になっていくことは必然だったのだろう。その間に交流する方たちの顔触れも素晴らしく、エンターテイメントの時代を作ってきた歴史にも触れることができる。

2023/11/09

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