言葉の海をさまよう
言葉の海をさまよう / 感想・レビュー
寂しがり屋の狼さん
私も辞書を面白いと感じるようになりたいです。(◕ᴗ◕✿)毎日、辞書を開くことを日課にしている鈴木絢音さんが編集、校正、印刷、販売などなど辞書の出版に携わる方々と対談し、その魅力や苦労を伝える。あとがきにある『言葉と歩む人生がより一層幸せなものになりますように』との言葉に共感。私が読書をするきっかけも【素敵な言葉や文章】に出会いたいから…タイトルの『言葉の海にさまよう』は、この本のためにある言葉。
2024/03/27
tenori
辞書愛好家として知られる乃木坂46鈴木絢音さん。三省堂で「新明解」などの出版に携わる方々との対話形式で辞書の魅力を伝えたいのでしょうが…。ここは「推し」だからこそ厳しく。『小説幻冬』の連載をまとめるのは良しとして、もっと絢音さんの言葉が欲しかった。辞書編纂を題材にした本は三浦しをんさんの『舟を編む』が強烈すぎるのです。彼女は対話より書くことで言葉を丁寧に発信できるタイプ。対話を通して得た彼女なりの考察を加筆して欲しかったな。今後はエッセイなんかにも挑戦してほしい。きっと良いものが書けると思います。
2023/03/10
tomi
辞書は如何にして作られているか。編纂者の飯間浩明氏はじめ「三省堂国語辞典」の編集、校正、印刷、デザイン、販売に携わっているその道のプロへ辞書好き本好きの元乃木坂46(当時は現役)の鈴木さんが取材した雑誌連載の書籍化。設定値より紙が1000分の5ミリ厚くてトラブルとか、辞書づくりの大変さを知れました。中でも面白かったのはフリー校正者の境田氏の話。手書き文字解読の苦労話から「ゴキブリ」は生物学の本の「ゴキカブリ」の誤植から広まった。「考」の5画目は本来「巧」の旁の形で見間違いからなど興味深い話題がいろいろ。
2023/08/25
金吾
初めて読む著者です。辞書が好きなことが伝わるとともに真摯な対応が印象的です。
2024/07/15
やまねっと
アイドルが作った本にしては表紙と中身のギャップがありすぎる。アイドル本と思うと痛い目見るよ。 辞書を作っている人へのインタビュー集だが、辞書と同じく丁寧に話が展開されていて読みやすく、とっつきやすい。 個人的には挿絵や写真をもっと使って欲しかったのが希望であった。 エッセイやアイドル本の棚には置かずに辞書と同じコーナーに置いて欲しかった。 老若男女、手に取って読んだら辞書へのイメージが変わると思う。 だから表紙と中身のギャップでこの本の装丁は失敗だと言える。
2024/03/25
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