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架空犯

架空犯

架空犯

作家
東野圭吾
出版社
幻冬舎
発売日
2024-11-01
ISBN
9784344043732
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架空犯 / 感想・レビュー

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bunmei

『白鳥とコウモリ』に続く、五代刑事の捜査を描いた刑事サスペンス。最近の東野作品は、少し内容的に物足りなさを感じていた。しかし、本作は何気ない事実を一つ一つの証拠として積み重ねていく中で、五代刑事の名推理と共に事象が整理され、ラストには胸を詰まらせる事件の真相に辿り着く。ミステリー小説の醍醐味が味わえる作品と言える。また40年もの時を超えての遺恨と悲哀、女性のしたたかさが滲み出たヒューマンドラマが、物語の根底を支えている。読後、様々な感情が交錯する『これぞ東野作品』と思えた、極上のサスペンスミステリーだ。

2024/11/20

ノンケ女医長

相当な読み応えがあった。世間の耳目を集めるような、とても大きな殺人事件。警察が、一番被疑者にしたくない職種の人間が、取調室で淡々と事情聴取に応じる。そこまでの道程で十分ハラハラするのに、さらに新たな展開が待ち受けていた。登場人物はかなり多く、私の場合は3日かけて読了したけど、次は是非、一気に読みたい。あのように、女性が抱える多数の問題や闇を、魅力と捉えてしまう男性性があるから、世の中は多彩な変化を遂げていくんですね。

2024/11/15

いつでも母さん

わりと早めに怪しい奴が浮かび上がる。だが、その裏側にあるものに哀しみと遣る瀬無さを感じざるを得ない。「片想いの方が幸せなことだってあるのよ」最後の最後、息子を喪って独り暮らす老母の言葉に泣かされる。淡々と読み進むのだが、そこは東野圭吾!流石に読ませるなぁ。『誰にでも青春があった。被害者にも犯人にも、そして刑事にも―。』この帯に偽り無し。

2024/11/19

うっちー

これぞ東野作品という系列。でも、死に繋がるかなという気持ちは起こりました

2024/11/10

ゲンタ

相変わらずの深いドラマだ。いつも思うのは…結婚して準備できてから子供を迎えましょう だな。で、五代 どう思う? https://x.com/orihakategnat/status/1852368309884514548

2024/11/01

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