中田英寿鼓動 (幻冬舎文庫 こ 9-1)
中田英寿鼓動 (幻冬舎文庫 こ 9-1) / 感想・レビュー
たらお
カタールW杯2022を前に。日本が初めてワールドカップに出たフランス大会は1998年だからもう24年も前になる。その時の監督は加茂監督更迭後の岡ちゃん。そして中心選手は海外移籍前の中田。仲間に通すのではなくワールドクラスの視野をもったキラーパス。「サッカーしか知らない人間になりたくない。自分の世界を狭めたくない」という考え。自分の考えが歪曲されるとマスコミへの発言を絶った一貫性。当時20歳そこそこの考えは周りに迎合せず突き抜けている。こんな考えは今の日本だったらどのくらい理解されているだろうかと考える。
2022/09/04
645
最近サッカー見始めた人間としては、中田英寿という人物に良い印象を持っていなかった。しかし、マスコミ嫌いや上から目線の物言い、派手なファッション等話題先行な報道によって自分には一面的な彼の姿が記憶に残っていなかったのだと本書を読み気付かされました。本書には彼の行動や態度には一つ一つメッセージがあった事、精神を高いレベルで置いていた事が描かれている。彼は自分勝手なのではなく、“自分”を持っていたから成功したのだろう。当時、もっとプレーを見とけば良かった。もう少し中田自身の言葉も欲しかったかな、でも面白かった。
2013/06/30
despair@色々痛い
勘違いした客観性のある報道よりも、主観性を表に出しているこの本のような形のほうが、人間が行う報道としては正しい形なのではないか。 そんな事を読みながら考えた
2010/07/04
KAKAPO
マスコミに対して多くを語ることのなかった中田さんの軌跡が、フランスワールドカップからペルージャへの移籍までの期間を中心に書かれています。たぐい稀な才能が磨かれ、高度な身体能力とスキルと同時に、先進的な戦略と戦術を持っていた当時の中田選手。 それゆえに、監督にすら理解されないこともあったようです。中田選手の置かれた状況を通じて、サッカーとういうスポーツの舞台裏も垣間見ることができます。このドラマは、中田さんやサッカーのファンでなくても楽しめると思います。
2008/06/07
samurai eu
中田英寿氏があの当時どんなことを考えていたのがよくわかった。
2010/06/18
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