KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

忘れないからね (幻冬舎文庫 い 7-11)

忘れないからね (幻冬舎文庫 い 7-11)

忘れないからね (幻冬舎文庫 い 7-11)

作家
狗飼恭子
出版社
幻冬舎
発売日
2001-02-01
ISBN
9784344400610
amazonで購入する Kindle版を購入する

忘れないからね (幻冬舎文庫 い 7-11) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

少々拗らせてる主人公の千世子。依存気味に好きだった彼と自分から別れたもののやはり忘れられず、彼から届いたエアメールを元に、旅にでる。行動を共にするヤスは、千世子に片想いしている。 旅の最中に振り返られる元彼との時間は、千世子の盲目さが目立ち、大人になりきれてない部分が多々あったので、上手くいかないのも頷けてしまった。 最後の千世子のセリフを聞いて、なーんかまた同じ事繰り返しそう笑 それを置いても、ネパールの旅の模様は読んでて面白かった。カースト制度が根付いているなんてとても複雑でした。

2023/08/28

あい

「どうして楽しいことは終わっちゃうんだろう」「決まってる。次の楽しいことをはじめるためだよ」…冒頭で感じた、文体や主人公への嫌悪感がゆっくりと解毒されていくような読書でした。二十歳くらいで読んでいたら、もっとすんなり入っていけたかなと思います。自分を愛せないと人も愛せません。ヤスくんのような人は、いてほしいけれど、いないだろうなぁ。

2020/03/31

最後の羅針盤

 自分を救えていないのに、誰かのために生きられるワケがない。 一途な想いを描いているようで、実はとても厳しいメッセージを投げかけられた。

2013/09/02

かぴー

断捨離。としての再読。 読み終わったら捨てようと思ってたけど、また本棚に戻そう。 愛すること、愛されること、神様のこと、ネパールのこと、世界は広いんだってこと、狗飼恭子ワールドの中にいつもとは少し違う要素があった。

2021/12/16

megumi

忘れなくていい、という強さがよかった。別れたけどまだ好きな気持ちと向き合っているのが切なかった。目の前の人と誰かと比べたら、その人とまだ正面から対峙してないんだと気付いた。

2011/02/08

感想・レビューをもっと見る