ヤマダ一家の辛抱 下 (幻冬舎文庫 む 2-4)
ヤマダ一家の辛抱 下 (幻冬舎文庫 む 2-4) / 感想・レビュー
あつひめ
家族と言えども抱えている問題は様々。何かを口に出しても共感してもらえるどころかうるさがられることも多い。これ、やっぱりどこの家も一緒なんですね。仕事の事、学校の事色々あるけどなかなか分かり合えない。ただ、外よりはいくらか心穏やかに過ごせるのが「我が家」なのかも。ヤマダさんちは妻も働いているからこの家の中はそれぞれのペースで動いているように感じられる。妻が一日中家にいるような家庭だとまた一波乱ありそうな気もするけど。でも、基本的には仲良し家族のような気がするからヤマダ一家の辛抱もあとわずかではないだろうか。
2013/03/08
chichichi
ヤマダ一家というより、ヤマダ父の辛抱という印象だった下巻。一家の長である父が頑張るということはその家族も同じであって、やっぱりヤマダ一家の辛抱か!と思い至る。あらすじに書かれてるように抱腹絶倒とまでは行かないが楽しませてもらえた。中高生時代に読んでたら父にもっと優しくできてたかな…。
2016/01/19
kazu@十五夜読書会
カズオがお洒落に目覚めた矢先、彼が秘書として仕えてきた社長が急死する。前後してカズオの転職の決意、サチコの慣れない部署への異動、ナオコの危なっかしい恋、ユカリの深刻な進級問題と、ヤマダ一家に次々と心配事が持ち上がる。平凡なヤマダ一家に再び平穏な日々は訪れるのか?家族小説。1999年東芝日曜劇場枠で放送された、一郎:竹中直人・幸子:室井滋・由佳里:ともさかりえ・直子:雛形あきこ。原作のイメージだと幸子が合わないような、江角 マキコが適役かな?
2013/05/08
おれんじぺこ♪(16年生)
社長の急死から新しいバタバタが加わり、さらに大変なヤマダさん。長女の成績も、奥さんの異動も…。日常的にありそうな感じなだけに、なんかねぇ…。気が重くなった(笑)現実逃避のために読書してる今読む本じゃなかったな
2014/05/06
クキモン
中堅サラリーマンの父、編集仕事をしていて噂好きな母、まじめで勉強家の長女、自由奔放な次女。どこにでも居そうな典型的な日本の家族だけれど、周辺の人々の個性が強烈。これからもヤマダ一家の波乱はまだまだ続くような予感のある終わり方がまたいい。
2024/06/29
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