背中の髑髏―公事宿事件書留帳〈5〉 (幻冬舎文庫)
背中の髑髏―公事宿事件書留帳〈5〉 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー
きくちゃん
この本でちょうど今年半分の読書が終了。 かつてテレビドラマにもなったその原作だけに、面白さは折り紙付き。原作が良いから映像化される訳だから・・・。しかしながら今シリーズは収録されている7作全てが同一のレベルとは言えないようだ。どの作品とは言わないが物語の展開に中だるみするものや、雑な印象を与えるものがあったのは残念である。後に十数作も書き続けることになる人気シリーズだけに、主人公の成長を含めた人物像を作者が模索している状態がそのまま筆の逡巡に繋がっているのかも知れない。次回作では成長した姿に期待。
2017/06/30
kazu@十五夜読書会
ハードカバー読了済み(文庫もダブル登録で、共読本に反映させる)公事宿事件書留帳シリーズ5弾。菊太郎が居候する「鯉屋」公事宿の仕事の内容、交わされる京言葉に慣れてきました。① 闇の掟 ② 木戸の椿 ③ 拷問蔵 ④ 奈落のみず ⑤ 背中の髑髏 ⑥ ひとでなし ⑦ にたり地蔵 ⑧ 恵比寿町火事 ⑨悪い棺 ⑩ 釈迦の女 ⑪ 無頼の絵師 ⑫ 比丘尼茶碗 ⑬ 雨女 ⑭ 世間の辻 ⑮ 女衒の供養 ⑯ 千本雨傘 ⑰ 遠い椿 ⑱ 奇妙な賽銭 ⑲ 血は欲の色
2012/11/04
こうよし
菊太郎起点ではなく、他の人起点もいくつか。なんとも菊太郎が好きになってくる。周りの人も魅力的だからだろうか。色んなおとなと子供の組み合わせが新鮮
2015/10/10
ベルるるる
菊五郎が、ちょっと優遇され過ぎてる気がする。(すごく身分の高い人のご落胤とかなら納得するけど、父親は同心だからね~) どこにでも、自由に出入りできるし、お金も結構、使い放題な感じだし。そこは読んでても不思議。
2014/09/14
里保
「夜寒の辛夷」がお気に入り。実家の近所にも咲いていた事を思い出しました
2011/10/12
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