惜別の海 上 (幻冬舎文庫 さ 5-7)
惜別の海 上 (幻冬舎文庫 さ 5-7) / 感想・レビュー
カルバンク
以前から気になっていた「豊臣秀次」について少しでも知れるかなと思い手に取った。が、内容は秀吉の朝鮮出兵らしい。「惜別」とあるので出兵した人々や残された人々の困難や悲しみの物語になるのだろう。 主人公は城の石垣職人集団。教科書では◯◯が◯◯城を建てた、などと簡単に書いてあるが築くのは職人。半ば強制的に数多くの城などを忙しく作らせられる。大事な男手を取られ米を作るのは女と老人。それでもしっかり年貢は取られる。読んで行くと理不尽な事ばかりで、つくづく世の中は上位の一握りの人の為に在るんだなあと思った。中の卷へ。
2023/11/09
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