惜別の海 中 (幻冬舎文庫 さ 5-8)
惜別の海 中 (幻冬舎文庫 さ 5-8) / 感想・レビュー
カルバンク
中巻に入って、いよいよ朝鮮出兵が現実味を帯びて来た。秀吉以外 誰も同意しない無謀な戦。強制的に連れてこられた元農民の即席雑兵は もとより武将達もいやいや参加した。(誰か秀吉の殺害を企てる者は居なかったのだろうか?)万が一勝ったとしても海を渡る領地など治められるはずがない。そんな中で「降倭」が登場したらしい。「沙也可(さやか)」なんて可愛い名で。下巻では私の好きな秀次の悲劇が待っている。以蔵一味、大森集団の先行きが気になる。恐々、下巻へ。
2023/11/16
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