惜別の海 下 (幻冬舎文庫 さ 5-9)
惜別の海 下 (幻冬舎文庫 さ 5-9) / 感想・レビュー
カルバンク
覚悟はしていたが、秀次や妻子、家臣など多くの人々が自死や殺害される描写は辛くて涙を落とした。もっと早く秀吉を暗殺していたら歴史の大悪事は無かったのになどと恐ろしい事も思った。最後の最後で「再会」があったが十蔵は大陸に戻ると言う。個人の感情より主人に対する奉公が優先される時代とはいえ、於根様が気の毒で気の毒で。大河ドラマを最終回まで見終わったような満足感一杯の読書だった。
2023/12/09
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