煩悩カフェ (幻冬舎文庫 さ 7-2)
煩悩カフェ (幻冬舎文庫 さ 7-2) / 感想・レビュー
じいじ
「男に読ませたら、女を取り繕えない―嫉妬、怠惰、色欲を描いた男子禁読のエッセイ」の裏表紙解説が気になって読んでみた。オモシロいです。著者は本気で男読むべからず、とは思って書いていないだろう。男どもの生態を実に綿密に観察しているのがわかります。女性の本性を赤裸々にさらしているのが面白い。でも、ひとひねりユーモアを利かせて笑って読ませる仕上がりは流石です。女性の可愛さと、ちょっと怖いところの一端を勉強させていただきました。
2016/10/08
Shinji
誰にも言わないで欲しいんすけど… 煩悩たくさん抱えてます♪ ある意味、生きる糧となっております! タイトルに釣られ、裏表紙の男子禁読の煽り文句に怖いもの見たさで手に取りました。いやいや、オッサンになってて良かった。若い頃に読んでたら確実に女性不信です!「他人を太らせたい」とか、他人関係の煩悩は怖いです… ガールズトークの下ネタなんて想像するだけで足元が生まれたての子鹿のようにガクガクしますよ!女性が全部そうなのか、酒井さんだけの話なのかは謎… そうは言っても共感する部分がたくさんあって面白かったですね。
2015/10/16
幹事検定1級
人には様々な煩悩がありますが、ここまでストレートに語ってくれたことに敬意を表します。読者は一つではなく複数の項目で頷いたのではないでしょうか。そして自分の口からは決してかたれない某脳を読みながらニヤニヤしてすっきりした方も少なくないでしょう。(図書館本)
2016/06/03
青葉麒麟
皆が心の片隅に思ってる煩悩を正々堂々書いていて読んでいてとても清々しいです。ちょっと時代を感じるけど、納得出来るモノばかり。映画館で前に座った人が座高の高い奴だと腹が立つはしみじみ判る。軽く読めて面白かった。
2018/04/26
nao1
赤裸々なともいえる内容だが、煩悩というコントにしている感じ。いじめやら性的体験暴露ガールズトークやら、誰かの×を願うなどと、このエッセイがブログだったら炎上しそうね。でも、それは煩悩なのです。自ら痛みを与え、痛みを受けながら、人の痛みを知って育ったような、そんな昭和の遺物として読みました。
2017/07/01
感想・レビューをもっと見る