KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ほおずき地獄: 猿若町捕物帳 (幻冬舎文庫 こ 12-2)

ほおずき地獄: 猿若町捕物帳 (幻冬舎文庫 こ 12-2)

ほおずき地獄: 猿若町捕物帳 (幻冬舎文庫 こ 12-2)

作家
近藤史恵
出版社
幻冬舎
発売日
2002-10-01
ISBN
9784344402843
amazonで購入する

ほおずき地獄: 猿若町捕物帳 (幻冬舎文庫 こ 12-2) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

りゅう☆

巴之丞、梅が枝、利吉の再登場が嬉しい。吉原で女幽霊が出た跡にほおずきがある。幽閉されているお玉。徳さんがいつか連れ出してくれると言う。そして総白髪の夜鷹の存在に驚く。女が何歳でも不思議はないが、惣太に背後を探ってもらうも怪しくない。そして千蔭にとうとう縁談話が持ち込まれた。相手は16歳お駒。無口な千蔭に不満ありありだし、千蔭も恩人の姪だから断りに悩む。そして殺人事件が起こり、お玉の幽閉場所が火事に。全てが繋がった時、様々な伏線回収に天晴れだが怒りと虚しさが残る。だが千蔭の縁談の驚きの展開など次作も楽しみ。

2023/09/16

keiトモニ

“このままじゃ厠に行けない。…おかみさんは垂れ流しても死にゃしないといった。…おかみさんは何度もお玉をぶった。耳がキーンと響いて片方がひどく遠くなった”☜幼児・児童虐待だ。こうなると、叶屋夫婦がメッタ突きで殺されるのも当然か。お玉よ、徹底的に静に呪いをかけろ。にしても花子は、40歳くらいらしい…。あの真っ白な髪はいかにも禍々しく、顔を見せたがらない…。しかし床上手とか。おっと物好きな客がつくらしい。相当美人だそうだから、お顔だけでも拝見したいもの…。さても千次郎爺さん、あんた再婚後、案外ころっといくよ…。

2018/03/06

えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)

吉原に遊女の霊がさまようことはめずらしくもないだろう。『猿若町捕物帳』シリーズ第二弾。洗い髪の幽霊が残していくのが縮緬細工のほおずき。幽霊騒動が茶屋の主人夫婦殺人事件となり、下手人ははたして幽霊なのか・・・同心・玉島千蔭が、歌舞伎役者の巴之丞、花魁・梅が枝とともに謎を解く。やはりシリーズ物なので、登場人物達の関係も落ち着いてきて読みやすい。今回のサプライズは千蔭の父。粋な色男はやることもそつがない(笑)

2011/08/07

ひな

猿若町捕物帳シリーズ第2弾。吉原に出るという幽霊の話から始まり、殺人まで発生。真相までたどり着くと、時折挟まれていたお玉の語りがやるせなく哀しい。また、本筋とは別に千蔭の縁談話も登場してそちらはそちらで気になり面白かった。

2018/06/29

くりこ

シリーズ2作目。いまだ1作目は読めていませんが、3、4、5作目で仲睦まじかった千次郎とお駒の出会いと馴れ初めを読むことができました。千蔭はとんだ当て馬でしたね(笑)

2015/10/20

感想・レビューをもっと見る