彼女は宇宙服を着て眠る (幻冬舎文庫 つ 1-5)
彼女は宇宙服を着て眠る (幻冬舎文庫 つ 1-5) / 感想・レビュー
Tadashi_N
人のきもちの不思議
2014/05/14
タナー
ECHOESのVOCALをやっていた辻さんの声が、自分は好きだった。彼にしか書くことの出来ない世界観が感じられる歌詞も好きだった。作家になってからのキャリアももう長くなったが、今でも自分は"辻さんが書くもの"が好きなんだということを、再確認できたような気がする1冊だ。その文章から溢れ出てくるような雰囲気、行間に漂う空気のようなもの、それが自分は好きだ。好みの問題なので、辻仁成という作家を全く知らないという人には絶対に読んで欲しくない。その良さを理解できることは、決してできないだろうから。
2020/10/19
HaruNii
表題作の「彼女は宇宙服を着て眠る」含めた7つの短編集。なんだかよく解らない話ばかりだった。 唯一印象に残ったのは、砂漠にうまった3人の人生を語る「超越者」。 良くわかない話ではあるが心には残った。
2015/04/19
ゆき
表題作にもなっている「彼女は宇宙服を着て眠る」や、前半の作品は短いのもあり、なかなか理解咀嚼することができなかった。しかし最後の「愛の工面」がとても良かった。今までと違ったよう視点、感性で新鮮だった。オススメ。ファインダーを通してみる世界からわかることってなんだろう。
2010/10/13
調“本”薬局問悶堂
なぜこの本が今まで家の中に眠っていたのか。この1冊だけ、読まずに8年もしまってあったのか。分からない。 あることはずっと知っていたけど、どうしてか、 この1冊だけは読まずにきてしまった。 このあとに出た仁成の本はほとんど読んでいるのにね。不思議。 懐かしい雰囲気を味わえた。 『愛の工面』は、ぜったいに前に読んだことがあるはずなのに、内容は全く思い出せなかった。覚えていたのは1フレーズだけ。 “私がカメラを向けると、男たちは皆女性化してしまう。カメラはペニスだ。” 《2020年7月 登録》
2011/08/05
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