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おじいさんは山へ金儲けに: 時として、投資は希望を生む (幻冬舎文庫 む 1-19)

おじいさんは山へ金儲けに: 時として、投資は希望を生む (幻冬舎文庫 む 1-19)

おじいさんは山へ金儲けに: 時として、投資は希望を生む (幻冬舎文庫 む 1-19)

作家
村上龍
はまのゆか
出版社
幻冬舎
発売日
2002-12-01
ISBN
9784344403062
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おじいさんは山へ金儲けに: 時として、投資は希望を生む (幻冬舎文庫 む 1-19) / 感想・レビュー

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芸術家くーまん843

昔むかしあるところにおじいさんとおばあさんがいました・・・だれもが知っている日本昔話をちょっとアレンジ。かちかち山のタヌキはおばあさんを殺してババア汁をおじいさんに食べさせた?とか実は怖い日本昔話。確かに日本昔話は正直者が得をするという設定になっているが実際にはいかに正直者であっても知識や技術がなく価値を提供できなければお金を手に入れることはできない。貧乏な人が悲惨な生活を送らざるを得ないのは今も昔も同じ。単なるお金の考え方だけでなく日本昔話と関連付けてブラックジョーク的な面白さがある一冊。

2014/01/29

ねじまき鳥

お金に関する本を数冊読んで、そういえば父親の形見分けでこんなのもらったな、と本棚の奥から引っ張り出してきました。これを読んだだけで投資のことがわかるかというと、NOですが、Tipsに絡めて村上龍さんの風刺の効いた昔話風小話が展開されるので、暇つぶしにはちょうどいいと思います。解説の方の名前をどこかで見た覚えがあると思ったら、先日読んだ本の著者の山崎元さんでした。

2022/02/01

Hiroki Nishizumi

無知と貧乏を避けることは大切だと思うし、各章の心得は良いと思う。しかし肝心の改変昔話がどれもこれもイマヒトツじゃないかな。

2020/02/07

Machida Hiroshi

本書は、11話の日本昔ばなしを使って、初心者に「投資」の概念を楽しく知ってもらおうという趣旨の投資入門書です。村上龍の書く謎の童話が面白いのですが、投資と関係が薄いような、あるような。ちょっと思わせぶりすぎるかなと思いました。とはいえ、そこは金融のプロがコラムでしっかり概念を伝えているので、大丈夫です。日本昔ばなしのパロディーは楽しく読んで、コラムで学習するという風に考えると、面白い企画だと思いました。

2014/02/16

zeeen

昔話を投資にまつわる寓話にアレンジした短編集。無知や技術のないことの罪を描いたツルの恩返しが面白かった。「幸せにしたいという気持ちだけでほかの人を幸せにできる時代はとっくに終わってるんだ」

2023/02/18

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