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いつも旅のことばかり考えていた (幻冬舎文庫 く 6-2)

いつも旅のことばかり考えていた (幻冬舎文庫 く 6-2)

いつも旅のことばかり考えていた (幻冬舎文庫 く 6-2)

作家
蔵前仁一
出版社
幻冬舎
発売日
2003-04-01
ISBN
9784344403390
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いつも旅のことばかり考えていた (幻冬舎文庫 く 6-2) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

何と、読み終わってから、この本が7年前に読んだ『各駅停車で行こう』だとわかった。文庫化でタイトルを変更したわけ。それでも新鮮に楽しめたのは、内容のおもしろさのためだと思う。順不同の旅行記だから、どこから読んでも、そのつど旅の1ページとして楽しめる。著者は、旅そのものが旅の目的だ、という考えを持つにいたったそうだが、この本を書くことが、あとから遡って「目的」に変わった、というのもアリかな? 世界の事情が数年ですっかり変わる時代になったから、そのまま参考にはならないだろうが、旅の苦楽の価値は不変だと思う。

2023/07/16

ミナコ@灯れ松明の火

蔵前さんの決して偉ぶらず偏らず、ありのままを淡々と書く文体がとても好きです。旅に出る前にビビった時に背中を押してくれる一冊。大切にしたい。

2010/03/30

ねむい

海外を旅行した時のアレコレが綴られてるんですが、ラスト部分の、旅とは何かという問いかけがすごく印象的だった。団体旅行だからダメだとか、観光地ばっかり巡る奴はわかってないとか、したり顔で言いたがる「自称・旅慣れた人」を痛烈に批判していて、きもちよかったー。この部分だけでも色んな人に読んでもらいたい。とにかく自分が納得いく旅をしたいものです。

2015/11/24

MORITA

蔵前さんの本を読むと"旅っていいよなぁ~"って思う。さて、どこに行こう?

2015/09/04

aya-panta

あいかわらず楽しいエピソード満載。どれもよかったのだけど、ひとつ挙げたくなったのがタイで出会った子どもとの話。12.3歳ぐらいの「画家になりたい」と言った少年が見せてくれた絵は、決してうまいものではないけれど、「描くのが楽しくて仕方ないということを画面いっぱいで表してた」。蔵前さんは自分のロットリング・ペンをその絵と交換したという。ペンをあげてしまうことだって、できただろうけど、少年にとって、自分の絵が欲しかったペンと等価だと認められた嬉しさは、どれほどだったろう。素敵な話しだった。

2013/08/08

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