罰 (幻冬舎文庫 し 19-1)
罰 (幻冬舎文庫 し 19-1) / 感想・レビュー
ミスターテリ―(飛雲)
―罰―その言葉がどれほど主人公にとって重く苦しいものなのか、罪を犯し刑務所から出ても、一生償いきれないという意味が、途中でわかって愕然とする。成田空港近くの駐車場の送迎ドライバーとして勤務、上司から頼まれたやばい仕事から事件が始まる。ハードボイルドのサスペンス小説の面白さと、同時進行で描かれる深い愛情の物語であった。いつのまにか犯人として追われ、逃げ回る主人公と同じ気持ちになってハラハラドキドキの連続で、まさにページをめくる手が止まらない、途中思わずあっと声が出てしまう場面も、最後まで一気読みであった。
2020/03/23
keith
想いを寄せていた従姉妹の朝子を寝取られたことが原因で父親を殺した修。刑務所を出所後は空港近くのパーキングで働いていたが、上司から海外へ逃亡する男を匿ってほしいと持ちかけられる。そのことがきっかけで修は殺人事件に巻き込まれ朝子とともに逃亡することとなる。クライムノベルなんですが主人公の修に魅力が感じられず面白さを感じませんでした。
2018/03/11
みすまりも
感想がむずかしい。前科者の主人公が突然巻き込まれる事件、身に覚えのない殺人事件の容疑、そして追い立てられる逃亡劇。たしかにノンストップで読ませられるのだけど、読後の空しさ感というかやるせなさ感というか疲労感というか…同じく空港を舞台にした「あぽやん」の作者のイメージで読んだらいかんですな。
2012/01/21
ken-chang
既読
2021/07/31
寝る子は育つ
あぽやんで一躍有名になったであろう新野さん。だいぶ昔にこの本も読んだなぁ。すっかり内容を忘れていました。 すこしネタバレになってしまいますが、途中であれ?って思っちゃいますよね^^; 話題が広がった割にこじんまりとおさまってしまった感は否めません。
2016/01/24
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