容姿の時代 (幻冬舎文庫 さ 7-4)
容姿の時代 (幻冬舎文庫 さ 7-4) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
容姿(かなり広義の)をめぐる連作エッセイ。冒頭の「OL」からもうエンジン全開で、縦横無尽に語り尽くす。見事なまでの分析力というべきか、あるいは彼女の想像力が自由に飛翔する様をただ呆然と眺めるにとどまるのかは、評価しがたいところ。私はヤンヤの拍手組。次々と展開される冗舌はなかなかに見ものだ。また、随所に酒井さんご自身のことがさりげなく語られるのだが、こんなことまで言ってしまっていいの、といった際どいところまで踏み込んでいる。つまり、自分自身をも俎上に乗せるところは、まさに彼女の真骨頂。思えば、『負け犬』も⇨
2018/05/03
じゅき
内容がうすぃ・・と 評価もあるけど。。毎度観察力がすごいなぁ~と思う私。久々に読んだ 酒井さん作品
2013/06/23
すのーまん
今更ですがワタクシの中で酒井さんブームが来ています。もう好きすぎます。どこまでもブレない論調に酔ってます。的確すぎる言葉遣いが好きです。ナチュラルメイク=日本庭園、だなんてまさに言い得て妙。地下鉄の中でニヤニヤしてしまいました。脱衣編の「脱衣場」の件なんてもう!
2018/01/17
roomy
何も考えないで読みたい気分の時にはいいかな。友人から借りた本だけど自分では買わないな。
2012/11/03
速読おやじ
10年くらい前のエッセイだが、女性の真相(?)が窺えて男性読者としてはかなり興味をそそられる。容姿がいい=美人の方が何かと得だという主張は、一昔前はそれが真理であったとしても、「それは言っちゃおしまいよ」みたいな雰囲気があった。ところが最近は「人は見た目が9割」なんて本が売れる始末。さて、この本、とにかく著者の妄想力が半端ない。くだらない事を真面目に面白おかしく分析していて、「ヒマ人か?」と突っ込みたくなる箇所満載ですが、私のようにウブな男性読者はこの本の内容、信じちゃいますよ(笑)
2015/09/22
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