天下御免の向こう見ず (幻冬舎文庫 は 7-4)
天下御免の向こう見ず (幻冬舎文庫 は 7-4) / 感想・レビュー
パグレオン改めトニカマ坊や
表現者として太田さんがめちゃくちゃすげー人だってことをもっと知ってほしいな。あと田中さんがけっこーとんでもない人だってことも(笑)。お笑いってすげーなって初めて強く感じたのは爆笑問題を見たとき。このエッセイも、太田さんらしい毒と温度感と、ほどよく美化されていない生々しい学生時代にすごく衝撃を受けた。
2016/01/31
雨巫女。
《私-蔵書》同い年です。彼の下ネタは、嫌いですが、天才だと思う。彼のキャラクターも苦手ですが、爆笑問題の漫才は、好きです。司馬遼太郎が亡くなっては、光代さんへのラブレターだと思う。
2017/08/25
ゆー。
『例えば、誰でもいいからそのクラスの女子宛てにいじめっ子の名前でラブレターを書いて、それを教室のどこかに落としておく。やられたらこんなやり返し方もあるんじゃないかという話はp81はそうだなぁと思う。』
2015/03/14
ひなこ
太田光さんが日頃なにを考えているのか気になっていた。エッセイはあまり読まないがこれはすらすら読めて面白かった。読後、太田光さんとお話したかのような不思議な感覚になった。
2019/04/11
sonohey
社会の「善悪」ではなく、「ウケるかウケないか」がすべてという考えは、著者のお笑い哲学の神髄。そこで(余計な)心配をしてしまうのは、オオカミ少年のように、発言のすべてがその場限りのギャグなのではないか、ということである。しかし、巻末の、中沢新一、辛酸なめこの両解説によれば、聞き手を不安にさせるような雰囲気までが計算されているのだという。まじめに社会を論じながら、同時に、「無邪気」な下ネタを繰り出す男に、思わず耳を傾けてしまうのは、実は高度な戦略によるものなのかもしれない。あるいは天性のカリスマ性?
2015/02/24
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