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再生ボタン (幻冬舎文庫 ふ 12-1)

再生ボタン (幻冬舎文庫 ふ 12-1)

再生ボタン (幻冬舎文庫 ふ 12-1)

作家
福澤徹三
出版社
幻冬舎
発売日
2004-08-01
ISBN
9784344405585
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再生ボタン (幻冬舎文庫 ふ 12-1) / 感想・レビュー

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夢追人009

本書は福澤徹三さんのデビュー作品集「幻日」の文庫化改題作なのですが、題名を見て読む前は何か近未来SF的な作品を勝手にイメージしていましたのに実際は何と大昔のテープレコーダーの「再生ボタン」の事だったのですね。まあ単なる考え過ぎでしたが、本書は古風な味わいが程好い大人の現代怪談集で人生の切ない哀感が怖さ以上に心に沁みましたね。『幻日』夜の駅で電車の発車間際に階段を駆け上がってギリギリで滑り込んだ清水は座席が空いているのに驚くが今日は日曜出勤だと気づき理由は印刷会社の営業で百貨店の印刷物に誤植があったせいだ。

2021/04/03

ヒロくま

怪談短編集(怪の再生)と(幻日)が良かったです。すでに単行本で出版されていた作品を文庫化するにあたり、題名を「幻日」から「再生ボタン」にされ、作品にも手を加えられているそうな、単行本版も読んで比べてみたいな~。

2014/09/01

さといも

怖さはあんまり無かった。けれど不穏な雰囲気はビンビン。雰囲気は凄く良かったんだけどなぁ。また再読で違った感想が感じれたら嬉しいなぁ。

2018/01/25

kousei

氏のデビュー作、文庫化で推敲を重ねたらしい。怪談モノ、小品集でミステリーらしいオチ がある「怪の再生」が良かった。じっくり堪能すべき作品だがスキマ時間に読む自分には淡々と流れて読了。難しいジャンルだろうが確かな技量を感じた。

2018/05/24

5〇5

恐怖の感じさせ方が上手い作者である ♦作品は、幻想風、実話怪談、不条理怪異、怪談、奇妙な味などで、多様なテイストが味わえる ♣20年近く前の作品ながら、普遍的な恐怖の落としどころのツボを押さえているなという印象だ ♥なにより、常態と非常態との境界の描き方が絶妙であり、玄人受けしそうだ ♠本書は、単行本の文庫化を機に全面的に加筆修正したという。作者のこだわりを感じた。

2020/07/26

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