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嫌われ松子の一生(上) (幻冬舎文庫)

嫌われ松子の一生(上) (幻冬舎文庫)

嫌われ松子の一生(上) (幻冬舎文庫)

作家
山田宗樹
出版社
幻冬舎
発売日
2004-08-02
ISBN
9784344405615
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嫌われ松子の一生(上) (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

葉真中さんの『絶叫』を読んだ時お薦めされた本作。冒頭、暴行の上殺され腐臭を放つ女の死体が発見される!彼女の名は松子。松子の存在さえ知らない甥の笙はふとした興味から松子の生涯を調べ始める。2人の視点で交互に紡がれる松子の人生。学校の先生の松子は生徒からも慕われ順風満帆な人生を送る、いや!そこからの怒濤の転落が凄まじい(まだ上巻!) 丸く納める為の嘘がどんどん深みに落ち、男にも裏切られ、根はとても素敵な女性なのに痛々しく哀しい。後半覚悟して飛び込んだ世界でトップを取るが最後に不穏な男が!手が止まらない‼️🙇

2019/09/10

ykmmr (^_^)

ある時、大学生の主人公は、父から存在すら存じない叔母の、遺物・部屋掃除を、半ば無理やり押し付けられる事で、様々なミステリーに巻き込まれていく。誠実でありながら、自由奔放な恋人に絆されながらも、放置され、叔母の謎の教え子にも出会う。物語が進んでくると、主人公の時代⇄叔母の時代と話が進み、何というか…『波瀾万丈』が『運命』となった人生に、こちらも本を読まされてしまう。数奇な『人生』を送った叔母に、主人公がどんな影響を受けるのか?叔母を殺害した犯人は⁇下巻へ。

2022/03/30

うりぼう

ブックオフで購入。この主人公、自分に似ているので苦手。自分は、いつも困難に出会うと逃げ出し、先延ばし、目先の解決でごまかしてきた。松子のように何でも器用にこなす能力もないし、見た目も悪いが、普通に生活できているのが、不思議。いつも、このままでは、すまないと思う不安が頭にある。松子がファザコンであるように、自分はマザコンであり、誰かの尺度で生きようとするほど、不幸になる。松子が唯一のチャンスに躊躇してしまうのには、違和感があった。愛したいが愛を受け付けない人。甥にもその血が流れ、明日香の今後が、気にかかる。

2010/08/02

あつひめ

ずっと気になっていた1冊。映画では松子を中谷美紀さんが演じている。このとんでもなくツキのない人生。とても不器用な生き方。心が真っ白で人を疑うことができないのかも。男によってジグザグな暮らしになっている。あー、ダメだよ。まだ騙されちゃうよ…。小説の中の松子に語りかける。いったい、松子は誰に殺られんだ。ここまでは殺されそうな様子は見られない。早速…下巻を読もうと思う。世の中には松子のように人生を狂わされた女性も多いだろうな。映画も見てみたい。

2014/01/23

青葉麒麟

逆シンデレラストーリーを邁進中の【松子】は一体何処迄墜ちるんだろう。

2011/08/30

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