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嫌われ松子の一生(下) (幻冬舎文庫)

嫌われ松子の一生(下) (幻冬舎文庫)

嫌われ松子の一生(下) (幻冬舎文庫)

作家
山田宗樹
出版社
幻冬舎
発売日
2004-08-02
ISBN
9784344405622
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嫌われ松子の一生(下) (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

松子さん、貴女の人生どうでした?いえ、他人から見てどうかではなく貴女自身がどう思ってるかです。確かに、貴女の人生不幸と転落の連続でした。でも、貴女は生真面目で努力家で手先も器用だから、風俗や美容師の世界でも1つの極めをなさいました。惨々な中にも生きている実感や意味を感じておられましたか?最後、ある方の誘いに発奮なさいましたね。犯人に思うことはありますか?救い?あるとすれば、骨を拾ってくれたのが弟だったこと、そして笙の自立と怒りの行動、そして彼の改心ですか?松子さん、あの世で人生どう思うの?聞かせて‼️🙇

2019/09/11

ykmmr (^_^)

下巻は、叔母(松子さん)の波瀾万丈な人生の中で、自分と向き合い、少しでも人生をより良いモノにしようという姿が描かれているが……。どうしてそうなるの?出会うオトコたちの悪さに、『運・運命』の問題もあるのかも知れないが、彼女の…「自分を思いやる事」・「指針が崩れやすい」事で、毎回色々とあってなんぼなのである。頭は良いのに、どうして…。と主人公と共に、叔母の有様を嘆いてしまう。主人公(甥)は叔母の関係者と、さらに接触を果たし、謎の教え子と叔母の関わりを熟知。感情を左右しながら成長し、自分の人生に向き合う。

2022/03/31

かなっぺ

松子は、生真面目で世間知らずで感情的で突発的な行動を臆することなく取ってしまう。 転落人生。運も無かったのか、男運も無かったのか、何もかも裏目裏目に出てしまう女の自業自得な哀しき寂しき人生。私の心に哀しく響く。松子本人はただひたすら一生懸命その場その場いきていた。例え転落人生だったとしても最後晩年は自分に貯金がありそれを崩しながらも独り自立していたではないか。男は離れていったけどジャンクフードを食べ酒浸りで、抜け殻のように仕事もせずにいたけど自活していたではないか。 立派に自分の人生を生きていたと思った。

2017/05/16

うりぼう

結局、松子は、嫌われてない一生だった。でも、嫌われていないことと幸せな一生を送ることは、全然違う。愛する人の心は、愛するが故に揺れ、想いが大きいほど振幅も大きい。友情の方が、安定感がある。松子は、友達は作れない人だった。明日香と笙の違いは、あずさと松子の違いか。でも普通の人は笙であり、松子なのだと思う。この中では、龍君が光る。松子が眩しい存在であるときは、激しく憎み、窮鳥となったときは、見事に守りきる。神の愛を知り、代わりに笙君を支える。松子は、課題を持ち越し、笙君の心に骨壷の音が響き、見える世界が変る。

2010/08/04

青葉麒麟

【松子】の男運の悪さは致命的だなぁ。あんな寂しい死に方は嫌だ(´Д`)

2011/08/31

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