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永遠の仔(四)抱擁 (幻冬舎文庫)

永遠の仔(四)抱擁 (幻冬舎文庫)

永遠の仔(四)抱擁 (幻冬舎文庫)

作家
天童荒太
出版社
幻冬舎
発売日
2004-11-05
ISBN
9784344405837
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永遠の仔(四)抱擁 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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えみ

焼けつくような哀しみが胸に迫る。なぜ庇護すべき大人が子供に縋って苦しめ追い詰めるのか。生きていていいの?という問いは、死にたいと訴えられるよりその言葉の闇を強く感じ、深い悲しみに一緒に沈んでしまいそうになる。子どもに生死の選択肢など委ねてはいけない。家族の罪、友との罪、過去の罪…そして今また一つ、罪が増えていく。知らない事は罪なのか?秘密を抱えて生きる者たちに訪れる崩壊のとき。誰もが救いを求めているのに、救ってほしい人にその声は届かない。救いたい人にこの手は届かない。もどかしさと虚しさに泣き出したくなる。

2022/08/01

アマニョッキ

息子に引かれるぐらい泣きました。コトイチの泣き。でもずるいやーこれは。

2020/05/05

tengen

1979年 心を開いた3人は今までと違う穏やかな心持ちで日々を過ごしたはずなのに。。。 体調良好な優希は年末年始を帰宅で過ごすことになり……そして悪夢は再開した。 壊れた優希と同化したジラフとモウルはある決断をする。 ☆ 1997年 やはり私たちは生きていてはいけないのか?3人は悶々とした日々をギリギリの境で過ごす。だが、聡志は死んだ。そして奈緒子が。

2017/03/29

金吾

悲劇の連鎖が続きます。優希の母は子供二人を完全に不幸にしてしまいましたが、何故そのような対応しか出来なかったのかなと思いました。娘の訴えを斥けた後に真実を話して欲しいと娘に言うのは成熟出来なかった大人だと感じました。

2021/08/11

キラ@道北民

誰か1人でも良いから救われますように、と祈りながら一気に読み進める。どうにかして幸せに生きていけるよう考えてくれる人は、周りに沢山いるのかもしれない。自分がその救いを見ようとしていないだけなのかもしれない。

2017/02/07

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