Fコース (幻冬舎文庫 や 13-3)
Fコース (幻冬舎文庫 や 13-3) / 感想・レビュー
夢追人009
山田悠介さんのゲーセン小説バーチャワールドシリーズの2冊目は女子高生バージョン(4人の内一人は中学生)です。格安料金2千円のバーチャ専門店の新メニューFコースは悲劇の画家バッジスの名画を美術館から時間内に盗み出すというミッションで恐怖度は一作目より更にダウンしましたが、想定の範囲内とは言え一捻り加えられていて面白かったですね。ヒロインの優等生・智里がこの事件を期に反省し自己中から脱却して劣等生の気持ちを思い遣れる人間に成長するといいですね。残念なのは早過ぎるシリーズ終了とバッジスが架空の人だった事ですね。
2019/08/21
Shoji
子どもの本棚から抜き取って読んでみました。 この本の持ち主も今や社会人ですが、山田悠介さんがブレイクした頃はまだ中高正だったのかな。 いかにも中高生が好きそうな内容でした。
2016/10/14
ゆのん
再読。初めて読んだのは10年位前。ハラハラドキドキする内容で山田悠介にハマった。流石に内容も忘れていたのでかなり面白く読んだ。関係の希薄な4人がバーチャルゲームに挑む。自分だけを信じ周りの人間を見下してる感のある智里、不良で妹へイライラをぶつける瑠華、学校でいじめにあっているが逃げるばかりで何も自分で出来ない妹のかや乃、瑠華に嫌われるのが怖くその事ばかり考えている持田。10代は本当に消耗する世界で生きている感じを4人を通して垣間見れる。絵画を順番に見ていくシーンでは智里が感情移入していきとても良かった。
2018/04/13
ミロリ
世間が楽しく利用しているアトラクションをぶち壊すなんて……未プレイ者やゲーム業界が哀れ。でも、仮想現実世界でのリアルな感覚を生かす武器使用などの過激なプレイをこじらせた現実世界での犯罪多発……の道は絶たれたのかも、と思うと廃止には賛成。エピローグにて、ゲームで痛手を受けた主人公なのに未だプレイ欲があることが分かる。その中毒性には最後にゾクッとした。画家バッジスについては割と細かく描かれていたのに、架空の人物だったので少しガッカリ。
2014/08/01
カッパ
【465】【△】Aコースにつづいて読んでみました。ネタバレはしないで公開してるので書きませんが。ああ、そういうこともあまりにリアルだったら起こるのか。と、思いました。私は考えつかなかったです。面白いかと言われると暗かったので思わなかったです。
2017/07/17
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