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砂の狩人 (下) (幻冬舎文庫)

砂の狩人 (下) (幻冬舎文庫)

砂の狩人 (下) (幻冬舎文庫)

作家
大沢在昌
出版社
幻冬舎
発売日
2005-08-01
ISBN
9784344406797
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砂の狩人 (下) (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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W-G

後半も良い意味で大沢在昌”らしくない”展開。ずいぶんと過激に痛めつけられる主人公の西野もだし、犯人の設定もこの著者らしくないところを突いている。それらの”らしくない”パーツがすごく新鮮で初読の時は楽しめた。再読すると細かい部分で都合のよさを感じたりはするものの、疾走感は損なわれず、膨らみ続ける展開から目が離せなくなるのは同様。上巻のレビューでも書いたように、いつもより半歩だけノワールの境界に寄ったような意欲作。もっとこのテイストの作品も発表して欲しいが、キャラだけ決めて連載始める人らしいから運頼みか…。

2019/12/18

ずっきん

この後出しズルくない?とか、犯人の動機弱っとか、狂犬じゃないよね?とか、そんなのどうでもよくなる大沢アニキの脳内劇場炸裂ノワール風味ミステリ。真相よりもシーンにワクワクして悶える。エンタメはこうじゃなくちゃね。西野もカッコいいし、何気に水越をもっと読みたかったなあ。でもそうなると本気のノワールになってしまうな。

2019/12/22

KAZOO

狩人シリーズ2作目で再読です。すっかり忘れてしまいこんな感じだったのかなあと思いました。エリート女性警察官が辞めて漁師のまねごとをしている刑事にあり依頼をしてきます。そこにこのシリーズの狂言回しの佐江という刑事が絡み、中国人、マニラ帰りの愚連隊などが絡んでドンパチ状態になりますが最後はいつものとおりの結末ですが若干残念な感じでした。

2021/12/10

竹本明

上巻に引き続き、下巻も完読。ほぼ思っていた通りの内容ではあったが、面白いことに間違いなし。テンポが非常によく、どんどんと読み進められる。残りの「狩人シリーズ」も読んでみたい。

2020/05/15

はにこ

これで事件が解決かと思うとさらに新しいヴェールを剥がさないといけない。一体この事件の核にいつたどり着けるのだろう。その時西野達は生きていられるのか。そんな思いでこの物語を読んだ。どう転がってもハッピーエンドが望めないのが分かっていたけど、それでも切ないね。みんな居なくなったけど、それでも佐江は新宿を守る。また続編読みたいな。

2024/10/02

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