ダメな人のための名言集 (幻冬舎文庫 か 2-9)

hanchyan@だから　お早うの朝はくる

再読です。有名無名取り混ぜた様々なひとたちの“名言“に対して、かの鬼才・唐沢俊一センセが解説してオチをつけて締める、ていう構成のコラム集。『名言集』を謳いつつ、そして実際その通りなのだが、本書には、たとえば「努力は報われる」や「思いは実を結ぶ」とかいった新書臭(笑)は一切無い。や、相当ヒネくれてます(笑)　それでいて、なんとなくポジティブな気分にさせてくれる金言・箴言が満載なんだよね。いわゆる『名言集』の類いを読んでも勇気づけられるどころか落ち込んでしまった(笑)ていうタイプにオススメ。面白いよ。

2023/06/14

tomi

偉人たちの発する名言はきれいごとばかり。人生のピンチの時に役に立つ？はずの名言を考察したエッセイ。もう少しうまくなってから練習したほうが…（のび太）後姿が立派な野郎なんてものは間違った野郎なのかもしれない（徳川夢声）金が欲しければ道ばたで片足を上げて小便をしろ（佐久間象山）確かに盗作した。だが俺の書いたものの方が面白い（デュマ）…　インパクトのある言葉が詰まってます。

2012/12/15

やまねっと

一気に読んだのだが、こういった本は1日数ページずつ噛み締めながら読むのが良いかと思う。 体調のせいか全然頭に入ってこなかった。この手の本は色々と出てるだろうから唐沢俊一だと思って油断して読んだらそんなに面白く無かったという…。 まあそういう本だということだ。

2019/10/23

Nekono

名言や名言を語りたがる人にうんざりしたときに最適な本。確かに立派な人物の立派な言葉に心励まされるときもある。それを否定はしないけれど、立派な人物の生き方もろくに知らず、また、その生き方を自分の都合の良いようにしか解釈しないで、名言を吐く人が多数存在するのも確かだ。たちの悪いことに名言であるだけ反論しにくい。「誰が言っても立派な言葉というのは立派な言葉でしかない」というこの本の趣旨は誠にまっとうなものだと思う。ウーピーさんの「ごらん、ほめるとどうなるか」さて、これはどういう状況で発せられたのでしょうか。

2012/09/21

marua

ウーピー・ゴールドバーグの名言がいちばん好き。

2012/09/30