食のほそみち (幻冬舎文庫 さ 7-5)
食のほそみち (幻冬舎文庫 さ 7-5) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
雑誌に連載されていたのだろうか。それにしては各項目ごとのページ数にバラつきがあるようなので、いろんな媒体に書かれた食に関するエッセイを集めてきたものか。内容的にもやや出来不出来があるのだが、成功しているときのパターンは①着想の面白さ―これの典型が「無駄海老」、②連想を自由に飛翔させてゆく(時には妄想気味のことも)これはたくさんあるが例えば「つぶ餡とこし餡」、「鍋物豆腐不要論」など―一定している。そのことは逆に言えばマンネリを招きかねない。単発で読む限りは面白いのだが、まとまるとやや冗長な感も否めない。
2020/02/26
ミカママ
食エッセイ、というよりは、著者の食周辺にまつわるエッセイ。ゆるい感じが彼女の特徴だとは思うけど、そこはかとなく漂う山の手のお嬢様っぽいライン(彼女のお母様の言葉遣いなど)が全体をキリッと引き締めている感じ。あー、焼肉食べたい♬
2016/05/11
幹事検定1級
この手の食エッセイ大好きですね。食における観察力と表現力、素晴らしいですね。思っていても表現できない自分ですが、読んでスッキリした感じです。久住昌之さんの食エッセイともに別作品もぜひ拝読させていただきます。次は、煩悩カフェ、あたりが気になります。(図書館本)
2016/05/16
うめ
食べ物エッセイは、読んでるとよだれが出るからこまるー(笑)焼き鳥屋さんに焼肉やいてもらいたいわ。焼肉食べたーい。
2014/11/24
ヨータン
描写が上手だからなのか、食べ物のエッセイは読んでいると無性にお腹がすいてきます。酒井さんと食の嗜好が似ていてびっくり。こし餡派、絹ごし豆腐派だし、汁物はそんなにいらなくて、食後のデザートは必須など。
2021/06/13
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