幸福の軛 (幻冬舎文庫 し 2-6)
幸福の軛 (幻冬舎文庫 し 2-6) / 感想・レビュー
ペミカン
清水さんの珍しいミステリー小説。 繰り返し「家庭環境」の不幸話が出てくる。数年前の、殺人を犯しそうで(自分も殺されそうで)息子を殺めた父親の事件も重なった。が、そういうことでもなく・・ 今「家族」という細胞膜が、凝り固まりながらも社会との境界線に溶けていってるような・・まるで縮こまりながら膨張していく宇宙のように感じる。 大袈裟な話になったが、自分だけ良ければ、は時代遅れ。良い知恵を絞らないと地球に明るい未来は来ない・・と 老境にあってしみじみ感じた次第。他者を愛するって一生の課題ですね。
2020/12/17
boo00ta
混沌としてて、読み終わってもなおすっきりせず暗い気持ちになりました。 途中から、犯人はあの人しかいないよね、と思いながら読みすすめ、やっぱりね…という感じで答え合わせをしました。でも、結局、動機がわからない。言っていることはわかるんだけど、どうしてそれでここまでしなきゃならなかったのかがわからない。あの人の心の傷が癒えて、人間として生きていけるならば、いつか幸せな家庭を築いていって欲しいです。
2013/02/26
ema
★★★
depo
図書館リサイクル本。クライムノベル。
2023/08/23
hide
途中から犯人は予想できてやっぱりって結末。 心に傷を負い、人間として壊れていく。
2020/07/22
感想・レビューをもっと見る