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近代の奈落 (幻冬舎アウトロー文庫 O 30-10)

近代の奈落 (幻冬舎アウトロー文庫 O 30-10)

近代の奈落 (幻冬舎アウトロー文庫 O 30-10)

作家
宮崎学
出版社
幻冬舎
発売日
2005-12-01
ISBN
9784344407404
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近代の奈落 (幻冬舎アウトロー文庫 O 30-10) / 感想・レビュー

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Keita Suwamoto

この本は、水平運動の活動家たちの生き様を追ったノンフィクション。全国の被差別部落を歩き回って関係者にインタビューしまくったり、運動家たちのことごとく著作を読み漁ったりしてるんだが、それがとにかく膨大な情報量で,これを書き上げた労力にまず圧倒される。水平社設立の立役者で水平社宣言を起草した西光万吉や、部落解放の父、松本治一郎等々のビッグネームから、歴史に名を残していない運動家たちまで、多

2016/10/31

Live Stock

部落運動や水平社運動の形は、地域や時代によって異なる。それは差別の形や状況が異なるからであり、本書ではそこに注目し実際に現地に赴き取材を行っている。 また、本書の特徴は運動の主体となった活動家という個人から分析を始めている点にある。運動の概要や思想を取り上げるだけでは、実態が見えてこない。本書では実際に活動した人間がどのような人物であり、どのような活動を行ったのかという所から出発し、日本各地の部落に実際に足を運ぶことによって、血の通った彼らの実像とその「生き方」に迫っているのである。

2014/06/23

user

部落問題思想入門として。すばらしい。

2008/05/20

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