KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

アシュラ (上) (幻冬舎文庫 し 20-2)

アシュラ (上) (幻冬舎文庫 し 20-2)

アシュラ (上) (幻冬舎文庫 し 20-2)

作家
ジョージ秋山
出版社
幻冬舎
発売日
2006-02-10
ISBN
9784344407534
amazonで購入する Kindle版を購入する

アシュラ (上) (幻冬舎文庫 し 20-2) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

さらば火野正平・寺

伝説の漫画を読んだ。とにもかくにも人肉食である。これを昭和40年代の少年マガジンは掲載したのだなぁ。時代設定は応仁の乱辺りかと思っていたら、平安時代だそうだ(wikiより)。飢饉に喘ぐ集落。地獄さながらの世界。みんな誰かの人肉を喰らう世界で(もう衝撃的である)、一人の狂女が出産した。しかしこの母は我が子を焼いて食べようとする(ウワ…)。運良く逃れた赤ん坊はある家庭にたどり着く。立派な父親の下に幸せに暮らす四人家族。この家族にも飢饉が忍び寄る。父親の人格の変化。読んでいて怒りが沸々湧くのは何故だろう?。

2017/04/18

みゃーこ

人間の中に誰もが皆持つ「獣」の部分をアシュラは極端な形で表出している。飢饉という極限状態で、食うか食われるかという環境に置かれた人間がいかに理性を(人間らしさ)を維持するこが可能かを突きつけてくる。アシュラという化け物がどこの世界にも誰の心にも等しく内在しているのである。だが人間はあくまで動物ではない。その矛盾と葛藤の中をさ迷う中に切なさがあり、泣かせるものがある。

2015/09/16

うーちゃん

あまりに過激なテーマと描写から、有害図書指定をされ、多くの非難を受けてきた問題作だが、今日まであらゆる作家や学者がテーマとして取り上げてきた、ごくわかりきったことでありそうなのに、正確な答えは何もわからない、「人間とは何か」 について、この作品独自の切り口から迫ろうとしているのだと思う。頻繁に出てくる 「生まれてこないほうがよかったのに」 の台詞が、あまりにも痛ましい。

2013/08/18

うろん

人がこの世に生まれるという事、生むということ、生きるっていうことを問う、ほんとに難しい漫画だった。当時これが少年誌に連載されていたのには驚いた。今ならPTA等の反対で掲載は絶対に無理だろう。しかし、少年誌だからこそ意味があると思う。少年誌でなければ意味がないと思う。

2017/06/18

アズル

GWにまんだらけで購入。生ぬるい頭に文字通り喝を入れられたような気分になりました。やけに眉毛が太いなぁと思っていたら、父親からの遺伝のようですね。

2018/05/08

感想・レビューをもっと見る