王将たちの謝肉祭 (幻冬舎文庫 う 3-4)
王将たちの謝肉祭 (幻冬舎文庫 う 3-4) / 感想・レビュー
Taka
将棋界の権力争いを舞台にしたサスペンス。浅見光彦は登場しなかったが、近い設定のミステリアスな青年がキーマンとなり活躍する。なかなか面白い。
2019/06/20
鉄人28号
☆☆☆ 初読は昭和61年11月17日。著者の人気急上昇中に出された作品で、当時、私は彼の作品を読みあさっていた。実に34年ぶりに読んだわけで、内容は全く忘れていたが、面白くてぐっと惹き付けられた。将棋の世界を舞台としたミステリーで、実在の棋士をモデルとした人物が登場する。柾田圭三(枡田幸三?)、大岩泰明(大山康晴?)、中宮真人(中原誠?)などである。将棋の対戦場面が何箇所か描かれているが、なかなか面白い。特に、最後の柾田と中宮の対決シーンが良い。
2020/05/17
なるときんとき
おもしろかった。実在の棋士をモデルにした将棋ミステリ。プロの書いた将棋同人誌という感じ。升田幸三先生(柾田圭三九段)大活躍。米長邦雄先生(吉永春雄八段)は早々に殺されるので、米長ファンは読まない方がいいと言われてたとか。
2020/06/21
じゅり
読む前に升田幸三、大山康晴両氏のことを知っていたら、もっと楽しめたことは間違いないとは思うけれど、知らなくてもそれなりに楽しめたので☆4つ。
2011/05/31
緋色
再読なんですけど、登録していなかったのか、持っているのが角川文庫版なので、違う本で登録しているのか…。このころの内田康夫さんはおもしろかったと思うのですが、あまり好きではなくなってしまった現在、読み返すと、少し評価が下がってしまう感じです。自作解説で「面白くて、しかも泣ける」とか書かれてしまうと、やっぱり引いてしまいます。「ミステリーを読んで泣くなどということは、僕自身の作品を読むまで、経験したことがなかった」そうです。ううむ…。
2020/02/28
感想・レビューをもっと見る