海の時計 下 (幻冬舎文庫 と 1-15)
海の時計 下 (幻冬舎文庫 と 1-15) / 感想・レビュー
Junko
主人公は水穂。母・伊沙子に対する確執と祖母・徳子が亡くなった後の喪失感に悩み苦しむ。 『親子なんて、他人の目には申し分のない親、ところが子供にとっては、たまらなく否定したい親。この他人の目と子供の目の隔たりは、永遠に近いぐらい埋まらない。で、わかっていながらも、私はずうっと母の悪口を言い続ける。許せないと糾弾するわけ、良いどれるたびに。これってね、うちの母と私の仲だけじゃなくて、水穂さんと上原ママの関係も似たようなもの』 この小説の言わんとしていることは、麻美のこの言葉ではないだろうか。
2017/04/19
伊達酔狂
★★★★
2014/01/26
monakamonnie
イマイチだったなぁ。保守的すぎて主人公に魅力がないわ
2009/02/13
あきぴー@武蔵国
家族だからと言って、理解できる訳ではないと言うことか。 つまり、「親子は他人の始まり」だな。 麻美さんじゃないけど、薫と水穂の関係にはいらいらする。 ★★★☆☆
2008/12/01
tarotaro
藤堂さんだから、もっとどろっとした関係のものかなと思ったけど、大変さらりとしてました。読みやすいけど、ちょっと物足りない。
2013/05/29
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