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温室栽愛 (幻冬舎文庫 い 7-19)

温室栽愛 (幻冬舎文庫 い 7-19)

温室栽愛 (幻冬舎文庫 い 7-19)

作家
狗飼恭子
出版社
幻冬舎
発売日
2007-06-01
ISBN
9784344409606
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温室栽愛 (幻冬舎文庫 い 7-19) / 感想・レビュー

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AKI

積本崩し(10年超物💦)当時多分ジャケ買いしたと思われますが、読んでみたら当たりでした!作品の雰囲気、空気感が心地よかったです。恋人と別れ、仕事も辞めて実家の喫茶店を手伝っている主人公の女性。現在の自分、未来の自分に対してどうしたいのかも分からず、まるで海で流されるように漂っている様な毎日に、大学の時の男友達の元カノ(苦手で嫌いな)葛飾桜子が突然現れた事から変化が訪れる。泳ぐのに疲れたら、海の中に潜ってしまいばいい、そして溺れそうになったらもがいてもがいて地上を目指すのだ。この文章が心に残りました。→

2019/11/29

SNOOPY

とても面白かったのですが、登録数が少ないことにびっくりです。後半の展開が意外な方向に進んでいき、どんどん引き込まれました!

2016/05/02

最後の羅針盤

 救い出して欲しいと留まっていた温室は、傷んだ心を癒す安全地帯にはなっていなくて、自尊心を徐々に朽ちさせていたのだろう。 守りたい何か、そのために自分を高めたいと思えるような何かを見つけるためには、摩擦を恐れずぶつかっていく勇気と意志が必要なんだな。

2013/09/07

頭痛い子

一気読みした。ストーリーが練られてる。狗飼作品は全て読んでいると思いこんでいたけど、初読みに近い感覚。26歳佐知と桜子、50代男性鈴木さんの日常なんだけど、ストーリー展開は川上未映子の真夜恋に似てた。しかしこちらの方が断然先に書かれているから川上未映子自身は意図してないだろうけど似ちゃったんだろうね。全然積極的じゃない(かなりの)歳上男性に若い女性(友達少ないサバサバ女性)が恋をする。女性は一応、仕事こなし稼ぎあるけど、どこか現実に折り合いつかず絶望してる。そういうとこがそっくりでビックリした。

2021/01/31

かっこ

佐知は多かれ少なかれ私だなぁ。後半、彼女に幸せになってほしいと強く思って泣いた。カバー絵がきれいだな、と思ったらるり姉の表紙の方と同じなのね。

2013/11/12

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