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暗礁 上 (幻冬舎文庫 く 10-1)

暗礁 上 (幻冬舎文庫 く 10-1)

暗礁 上 (幻冬舎文庫 く 10-1)

作家
黒川博行
出版社
幻冬舎
発売日
2007-10-01
ISBN
9784344410244
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暗礁 上 (幻冬舎文庫 く 10-1) / 感想・レビュー

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ehirano1

のっけから本シリーズ醍醐味の桑原と二宮の掛け合いで始まります。桑原「なにしてんねん」、二宮「なにをしてるて、仕事やないですか。事務所におるんやから」、桑原「この不景気に仕事があるんかい」。もう何かが起こらない訳がない、と思わせてくれます。また、運送業という稼業の難しさの一面を知ることができました。

2019/04/13

Shinji Hyodo

私はかつて一人の作家の一つのシリーズにこれ程夢中になった事があっただろうか?例えば、高田さんの「みをつくし」シリーズ。誉田さんの「武士道」シリーズ。宇江佐さんの「伊三次」シリーズ…あれま、こうして振り返ると結構ハマり易いタイプなんですね私ゃ(^^;;でぇ〜またもやこの「疫病神」シリーズに見事にハマっちまったわけで、なんともいやはや何をか言わんや…けど面白い。これ、感想じゃないですね〜下巻を読みます。ほんとに寝不足の日々f^_^;

2016/11/11

ぶち

久し振りに戻ってきました、関西ハードボイルド『疫病神シリーズ』へ。建設コンサルタント・二宮のダメ男ぶりとイケイケヤクザ・桑原のやんちゃぶり。この凸凹コンビがかましてくれる、関西弁の掛け合い漫才のようなボケとツッコミも健在です。今作の"シノギ"は、運送会社の裏金。実際にあった奈良佐川急便と奈良県警警察官の贈収賄事件や自民党経世会の竹下登、金丸信が東京佐川急便から闇献金を受けていた事件をモデルにしているようで、権力側の不正を嫌う著者らしい作品だと思います。あっという間に読み終わって、下巻へ。

2021/08/16

修一朗

疫病神シリーズ第3弾は、接待麻雀がとっかかりだ。このシリーズは毎回、取り上げるテーマについての情報量が圧倒的で、黒川さんの手にかかると、情報量そのままで一流のエンタメに早変わりだ。東西急便って、これってモデル企業あるよね、奈良県警も?と思ったら、巻末の参考資料でやっぱり…。例によって二宮が巻き込まれて、ヤバい事件に嵌められそうになって…。毎度ながら、桑原と二宮が走りまわっていると取り巻くヤクザが雪だるま式に増えていくし、相関関係についていくのは大変だけど、面白い!下巻へ…

2015/09/18

五右衛門

二宮君好きなんでしょうね。危ない空気というか、雰囲気と言うかが・・・しかもそこには桑原様が必ず臭いを嗅ぎつけてくるし、大阪府警も一枚噛んでるし。好きです。こういう生臭い、強欲、しかしこういうネタでも危ない嗅覚で乗り切り、抜けぬけと渡り歩いている二人(三人)の今後が楽しみです。

2017/06/17

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