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愛するということ (幻冬舎文庫 こ 13-2)

愛するということ (幻冬舎文庫 こ 13-2)

愛するということ (幻冬舎文庫 こ 13-2)

作家
小池真理子
出版社
幻冬舎
発売日
2007-12-01
ISBN
9784344410510
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愛するということ (幻冬舎文庫 こ 13-2) / 感想・レビュー

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ミカママ

小池真理子さんの作品中、個人的ベストだと思う。感想難しい。ひとつ言えるのは、あたしはもう絶対に失恋なんてしたくないし、したとしても上手に回避する自信がある、ってことかな。作品中の「柿村」、ものすごいイヤなオトコに描かれてるけど、あたしの心情は彼に近いかも。同タイトルのエーリッヒ・フロムさんの作品は英訳で読了、そっちも再読したくなりました。

2016/08/31

そる

読了から間を開けて感想記録。読んだ時はエロい気分だったので感情移入しました、結構エロで相手の男も気が多いのか別の女に行ってしまい失恋してそこからなかなか立ち直れなくて⋯って話で、失恋の立ち直り方とか考え方なんかは参考になった部分もありました。共感できるとこもあったけど、なんか登場人物みんな感情のまま動いてる。マヤも野呂も柿村っていう謎なおっさんも。形容しがたい話でした。

2018/02/17

じいじ

 小池さんが描く男と女は緻密で巧い。小池恋愛論をじっくり味わった。あわせて登場の男たちに身を置き換えて大いに楽しませてもらった。主人公は独身、奔放で男好きするタイプ、恋におちると頭の中は相手の男で占められる、可愛い女。男の甘言が嘘だとわかっていながら、その言葉に溺れてしまう。まさに恋の魔力なのだろう。残念にも私はこの甘い台詞を囁くのが苦手す。余談はさておき、失恋を予感、嫉妬に苦しむ女の心情(葛藤)描写が見事で引き込まれます。「愛するということは、やみくもに対象に溺れることではない」は本作の命題なのだろう。

2016/09/14

kaizen@名古屋de朝活読書会

微妙な立場に経たされた主人公 自分の信念を貫こうとしていく。 全く別の人生訓を吐く男。 結末は,戦友意識の芽生えかもしれない。

2012/11/14

Take@磨穿鉄靴

小池氏の書く愛の話。登場人物も少なく取り立ててストーリーに展開も無くその分しっかりと主人公の女性の葛藤に専念出来た。愛する人を失う苦しさはどうにもこうにも消化しきれないのはなんとなく分かる。でも結局は「お花畑にしゃがんでションベンしながら、うっとり空を見上げて、 恋だ愛だ、とつぶやいている。それがきみだよ」このセリフに尽きる。色恋に囚われなくなった今はそうでなかった昔より遥かに自由でラク。これも時間のおかげなのかね(^_^)悪く無い。ワクワクすることは他にもたくさんある。今後はそれを拾い集める。★★★☆☆

2018/08/03

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