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陰日向に咲く (幻冬舎文庫 け 3-1)

陰日向に咲く (幻冬舎文庫 け 3-1)

陰日向に咲く (幻冬舎文庫 け 3-1)

作家
劇団ひとり
出版社
幻冬舎
発売日
2008-08-10
ISBN
9784344411685
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陰日向に咲く (幻冬舎文庫 け 3-1) / 感想・レビュー

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徒花

予想していたよりも物語の作り方が上手かった。連作短編集なのだが、それぞれの物語の登場人物がさりげなくリンクしている。文章事態もすっきりしていて読みやすく、しかも登場人物によって書き方を分けているので、きちんとキャラクターが表現できている。ちょっとご都合主義なシーンや設定があったりもするが、エンタメ文芸としては十分商業作品として成立している感じ。タイトルの通り、現代社会の日陰にいるような人たちが本のちょっとだけ救われるようなストーリー。特に後に残るものはないけど。

2017/10/18

青葉麒麟

いやはや面白かった!!芸人が書いた小説なんて・・・と馬鹿にしてた自分が恥ずかしい(*/□\*)ちゃんとどの小説も登場人物がリンクしてるし笑えたり感動したりした。天才だね、此のヒト。後書きがお父さんて!!しかも此方も文才ありそうだし。遺伝かな?

2012/10/22

ハミング♪♪@LIVE ON LIVE

友達からオススメされて借りた本。おもしろかったし、読みやすかった!なんか伊坂さんっぽい要素もあって、私好みかも?短編が5つ収録されているけれど、どれも読後が良く、ほっこりするようなジーンとくるような微笑ましいようなそんな感じ。ユーモアがあるのに妙に胸が熱くなるというか、ライトなのに奥行きがあるというか、そういうちょっと不思議で素敵なお話たち。5つのお話が何気にリンクしてるのも「ニヤッ」となって、「またこれか~!」ってなった(笑 「真剣だけど笑える、笑えるけど真剣」っていうのがちょうどいいと思う。

2014/07/09

映画化もして、読むのがかなり遅れたけど・・・ 短編で読みやすくて、めちゃ面白かったです。 登場人物それぞれ特徴ありまくってたけど、何か共感。劇団ひとりさんは、文章がうますぎます。

おかむー

『青天の霹靂』と順序が逆になったけれど劇団ひとりの小説家デビュー作。ピース又吉の『火花』のおかげで少々陰になっちゃった感ですね。『もうすこしです』。世間からちょっと落ちこぼれかけたひとびとを描いた5篇の連作短篇。「小説とは分けて見ないと」といわれそうですが、芸人としての劇団ひとりと見比べてしまうと濃いキャラクターありきのネタを作るひとにしては少々弱い感触ではある。そのぶん物語としてはそれぞれ過不足なくまとめつつ、それぞれちょっとづつリンクさせて5篇とおして登場する人物も織り込む手法が手堅い上手さでしたね

2015/04/13

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