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ホームタウン (幻冬舎文庫 し 27-1)

ホームタウン (幻冬舎文庫 し 27-1)

ホームタウン (幻冬舎文庫 し 27-1)

作家
小路幸也
出版社
幻冬舎
発売日
2008-10-01
ISBN
9784344412088
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ホームタウン (幻冬舎文庫 し 27-1) / 感想・レビュー

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りゅう☆

人殺しの親を持つ柾人は妹木実が結婚する旨の手紙を受け取る。だが木実が突然失踪。また彼女に関するデータが削除されてる。婚約者青山くんも行方不明。二人はなぜいなくなったのか?事件性、関連性はあるのか?百貨店の特別室で働く柾人はそこで培った知識や行動力を駆使し二人を探す。こんな展開は予想だにしてなかった。二人に辿り着くまでの経緯や柾人の過去がテンポ良く自分の中に飲み込まれただけでなく、カクさんや草場さん、ばあちゃんなど魅力的な人物たちに惹きつけられた。秘密を抱えてた柾人だけど、いつか素敵な温かい家族を作れるよ。

2021/01/08

面白かったぁ♪征人さんのお仕事って実在するのか?あったら怖いような。魅力的なキャラばかりだったので続作が読みたいです。家族って不思議、夫婦って血は繋がらないもんね、でも家族。里菜ちゃんの言葉からそんなことを思っちゃった。

2015/06/15

のんちゃん

読メ登録以前から数えて小路作品、たぶん7作目。今作も安定の満足度だった。登場人物ひとり一人のキャラクターも安定していて、安心して先を楽しめる。小路先生の謎追い小説はミステリーとは異なるジャンルだと思うが、ミステリーと同様に読むことを止めることがいつもできない。そして、いつもラストがいい。大団円ではなくても明日への光をいつも感じられるラストだ。だから、小路作品はやめられない。

2016/10/07

単行本が無いので文庫本で登録。十数年ぶりの再読。東京バンドワゴンの世界も好きだけど、ややハードなこんな世界観も好き。勿論バンドワゴンに通じる暖かさはしっかりとある。息子の自死につながるきっかけとなった征人を、全部年寄りが墓場に持って行ってあげるから溜め込まずに吐き出しなさい、と言って丸ごと受け止めるばぁちゃん。征人を助ける裏社会の爺さん達のカッコイイ事。出来過ぎと思う人も当然いるとは思うけど、一生懸命に生きようとする若い人を応援できる年寄りになりたいと単純に思う。

2019/11/29

はやっしー

暗く思い過去を十字架のように背負いながら生きてきた行島柾人と木実の兄妹。結婚目前にして木実が失踪。その行方を探すうちに木実の婚約者も行方不明になっている事が判明。二人の失踪は事件か否か真相は…という感じで結構ミステリー色が強く真実が早く知りたくてずんずん読み進められます。そしてやはりの小路作品。人間の絆の強さと温かさにウルウルしちゃいました。魅力的な登場人物が多いけど、やっぱり柾人の住む家のばあちゃんが好き。ばあちゃんのような広くて深い懐を持つ人間になりたいです。小路さんでは好きな作品トップ5に入る1冊。

2016/01/04

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