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恋する日本語 (幻冬舎文庫 こ 24-1)

恋する日本語 (幻冬舎文庫 こ 24-1)

恋する日本語 (幻冬舎文庫 こ 24-1)

作家
小山薫堂
ソリマチ アキラ
出版社
幻冬舎
発売日
2009-04-01
ISBN
9784344412897
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恋する日本語 (幻冬舎文庫 こ 24-1) / 感想・レビュー

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知らない日本語が沢山出てきたし、知るたびに美しい言葉だと感じました。言葉に関係する恋愛のショートストーリーも素敵でした。女友だちと温泉に行く話が1番好きです。

2018/03/18

zero1

日本語の多彩な表情を紹介。言葉には物語がある。「紐帯」「相生」「僥倖」「那由他」「帰趨」など恋の話で言葉を表現。時間をかけて読みたい一冊。残念なことに、現代人の語彙は先人と比較すると貧しい。これは文化の縮小再生産なのか?危機感を持っている人はどれだけいるだろう。次の世代に文化を伝えよう!本書はNHKでドラマ化された。作者の小山は映画「おくりびと」の脚本、「くまモン」のスローガンデザインを考案。「カノッサの屈辱」や「料理の鉄人」の構成。京都造形芸術大学の副学長でもある。梅雨の六月、本を読もう!言葉を知ろう!

2019/06/01

まず全ページの縁取りが表紙と色違いのチェック柄なことに嬉しくなった。ページデザインにこだわりがある本って大好きだ。そしてこれはエッセイでも小説でもなく、ポエムとも違う。日本にはこんな難しい漢字を使った言葉がこんなにあるのかってそれも驚くのだけど、その言葉の意味から作者がイメージした恋する35篇の光景、エピソードに共感したり笑ったり、胸がキュウ~っとなったりする。どれかはあえて書かないでおくけど、5つほど自分と全く同じ経験が書かれててドキッとした。さりげない挿絵もいい。1つ1つゆっくりまたいつか味わいたい。

2014/07/29

❁かな❁

とっても素敵で可愛い作品♡先日オフ会で紹介してもらって、その場で少し読ませてもらい、キュンときてコレは好みだなと思い、すぐ図書館で借りて来ました!物語性を秘めた言葉をピックアップして、その意味を調べて解釈し素敵な35の小さな物語を書かれています♪普段使わないような言葉もありますが、どれも日本語の優しさや素敵さに溢れています。小山薫堂さんの解釈が素敵でとても可愛い恋のお話になっています(´▽`*)可愛いシンプルなイラストもあり、表紙のチェック柄が中にも描かれていて可愛いです★とってもオススメ♡

2014/06/25

やすらぎ

「刹那」その言葉との偶然の出合いから日本語は美しく、恋の華やかさを飾る言語だと閃いた。恋する日本語35の小さな物語を所収。「喃喃」公園を散歩していたら…「泥む」予感はするんだけど…「番い」寄り添っていてほしい…「焔」我慢できなくてつい…「時雨心地」また会えるからさ…「夕轟」夜が待ち遠しい時もある…「僥倖」飾らない優しさ、ありがとう…「転た」って何かしら…「客愁・恋水・忘れ種」さようなら。悔しいけれど少しだけ元気になれたかな。…「涵養・赤心・気宇」憧れの心持ち。…是非本書をゆっくりと咀嚼してご堪能ください。

2021/12/04

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